第四話 ページ4
無事、あの後自己紹介も終わって春ちゃんと話していると机に影がかかる。
「あっ、やっぱ椙山じゃーん！」
「ほんとだあ、ふんいき変わって分からなかった」
「いや自己紹介の時に気づけよ」
「…黒田くんに内村くん？それに秀くんも。
中学の卒業式ぶりだね、同じ高校だったんだ」
春「Aちゃん、同じ中学校の人？」
「うん、ちなみに秀くんは幼なじみ。
高校は知ってたけどまさか同じクラスだとは思ってなかった」
黒「えーっと、佐々木さんだよね！よろしくね！俺黒田光輝！」
春「うんよろしく…」
次々に男子が紹介するから戸惑っちゃって、私の手を握る春ちゃん。思わず頭を撫でると周りからうるさめのヤジが。
安「なんかA髪切ってからイケメンになったね、雰囲気やばい」
内「かっこいいから最初カレカノかと思ってたあ」
黒「俺の方がイケメンだしっ！てか結構いんのよ？同中のやつ！」
前の席の子がいないのをいいことに椅子を引いて前に座った黒田くん。
内村くんはにこにことして何考えてるか分からない。
秀くんは座ってる私の肩を揺するから目がまわりそう、力強いんだから加減してよね。
……ははっ、メンツ濃くね？？
黒「例えばー隣のクラスに深田でしょー、委員長だった光成、てか豊田くんいんじゃん！」
わーっ！なんて言って豊田くんの方を見て手を振る黒田くん。
ゆるゆると手を振り返してくれる豊田くんの優しさには頭が上がらないよ。
てか待って、さっきあんま思い出したくない名前が聞こえた気が。
「……ね、さっき光成って、」
黒「ん？そそ、檜山光成！さすがに覚えてるべ？」
「そりゃ、まあ………ぷよぷよしてて可愛かったなあ」
安「なんか言った？？」
「んや、なんも」
実は檜山って中学の頃ちょっとぷよぷよして眼鏡かけてたんだよね。
ふわふわしてて可愛くて、でも真剣な顔はかっこよかった。そんな所が好きだったんだけど…
黒「ねーねー、この五人でさ放課後遊ばね？せっかく仲良くなった記念で！」
内「さんせーだけど金もってなーい」
安「うっちーいつもお金ないじゃん。佐々木さんどうかな？」
春「え、でも…」
「お前ら春ちゃん困らせんなよ。…春ちゃん無理しなくていいよ？」
春「…ううん、話しかけてくれて嬉しかったし。
私でよければ、遊びたいです」
丁度チャイムも鳴り、じゃあ決まり！と言って自分の席に戻った男子軍。
「放課後、楽しみだね」
春「うん！」
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塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
