第十七話 ページ17
黒「おっちゃーん！チョコバナナ一本ちょーだい！」
内「あっ！黒ちゃんさきにお好み焼きと焼きそばでしょ！なんで自分のだけ頼みに行ってんのー！」
安「こら二人とも走らないの！あ、ごめんね、大丈夫かな？」
夏祭り当日、光輝からなんでDM無視すんのー！って会って早々怒られたけど、何か奢るからって言うと集合して間もないのに一人で突っ走っちゃった。
颯太からもひでくんからもお叱りを受けちょっとしょんぼりしちゃったワンコ。
よしよししてあげると機嫌は直ったけどひでくんと春夏からの視線が痛い。なんで？
春「もー！Aの天然たらしめっ！私以外によしよししないでっ！」
「んは、ごめんね春夏」
安「黒ちゃん…」
黒「えっ、…あ、ごめーんあじ！！」
内「ん、んまいこれ」
きゅっ、と離れないように春夏と腕を組んでゆっくりと五人で屋台を回る。
・
花火の時間までまだ余裕があるから、と春夏はお手伝いに、光輝と颯太は買ってない屋台制覇に、ひでくんは電話をかけに少し離れてしまい、いきなり一人になってしまった。
なんもすることないなー、と近くの岩石に腰掛けてさっき春夏とやった水ヨーヨーをぼよんぼよん突いていると、少し小さな影が私の前に立つ。
『あの、すみません』
「？はい」
『あはっ、やっぱイケメンじゃーん！お兄さん当たり！』
『ねえお兄さん一人？良かったらウチらと一緒に花火見ない？』
「えっ、と…」
これはまさか逆ナンならぬ何ナンなんだ？！？
このお姉さんたち美人だけど酔っ払ってるのかちょっとお酒臭い。
私がそこら辺の男よりも魅力的なばっかりにこんなナンパに捕まるなんて……最近こんなのばっかだな。
「……連れがいるんで、ごめんなさい」
『えー、そんな固い事言わないでさぁ、一緒行こ？？』
「ちょっ、！」
両方面から腕を掴まれてしまうと流石に身動きが取れない。つうかなんで初対面の人間にこんなベタベタできるんだ？！？
早く誰でもいいから戻ってきて……、と半ば諦めていた時、少し高めの、中性的なあの声が聴こえた。
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塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
