第十二話 ページ12
平塚先輩の言葉にその二人以外の皆が固まる。
光輝と颯太は頭にはてなマーク浮かべてるし、秀くんは顎に手を添えてお悩み中、春夏は混乱して私の腕を掴み「くん？くん？」なんて呟いてる。
湧「……そーやって彼女がいる癖に遊び半分で男に手ぇ出して揶揄ってんじゃねえっつってんの、俺は」
平「…俺らも大事な友達こうやって晒されてんのが嫌なんだよね、男遊びがどうとかって。
だから後輩くんに真相聞きにきたんだ」
まーって待て待て待て？？？色々、色々なものが大混乱中なんだが？？？
え、まず私男に間違われてる？この裏掲示板の中でも？？あ、だから私の写真の方にくそメンとか犬系男子とか書かれてたんだあ…。
てかいつの時点で私の性別狂った？？？
…………………青木先輩助けた時かあ。
そっかそっか、私の声ちょっと低いもんね分かる分かる、身長だって他の女の子より高いもんね仕方ないよね、それにさスラックス履いてるもんね、…………間違うかあ。
……うん、色々辻褄があってきた。ようやく先輩方の言いたいことが分かってきた。
それに光輝はこの状況下でめちゃくちゃ笑いこらえてやがるし、颯太もニヤニヤしてるし、秀くんなんて凄い哀れみの目で私を見つめるし、春夏は「私彼女だって…！」となんかよく分かんない所で喜んでるし。
まあ、とりあえず。
「……色々訂正したい部分と謝りたい部分があるんですけど、ひとつだけいいですか」
湧「あんだよ」
平「うん」
「私女です」
まあまあ長めの沈黙のあと、そりゃもうどデカい怒涛のハーモニー(仮)が流れた。
つか湧先輩驚く声デカすぎ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
