ミツバ篇 21 ページ33
土方視点
蔵馬 「残念です。ミツバも悲しむでしょう。古き友人がここで死ぬなんて。貴方達とは仲良くやって行きたかったのですよ。真選組を後ろ楯にすれば自由に商売できた。なので縁談まで近づいたのにまさかあの病気持ちとは、医者の話ではもう長くないと。 残念です」
A『ハナから私達を抱き込むために、あの人を利用していたのか。 キモチワリィ。 今まで見てきた人と一緒。 私のクズな両親に似てるよあんた。』
蔵馬 「誤解しないでください。愛していましたよ? 道具としてね。まぁいいじゃないですか、あの人のような欠陥品に人並みの幸せ与えてやったんだ。感謝していただきたいものです。」
A『………お前みたいな海苔まゆげに感謝したくない。』
いや、海苔まゆげ関係なくない?と思っていたその時、Aの周りを黒い薔薇が囲み、目を紅く光らせたAが立っていた。おそらく覚醒したのだと思う。でも、前のような荒々しさはなく静かに俺の横で殺気を放っている
まるで、【決めゼリフ言うなら今のうちだぞ、待っといてやる】とでも言うかのように
土方「ククッ 外道とは言わねぇよ、俺も腐るほどひでぇことやってきた。挙句、死にそうな時にその旦那たたっ斬ろうってんだ、ひでー話だ」
蔵馬「同じ穴のムジナ ということですか、あなたとは気が合いそうです」
土方 「そんな大層なもんじゃねぇよ俺ァただ 惚れた女にゃ幸せになって欲しいだけだ、こんな所で刀振り回してる俺には無理な話だがどっかで普通の男と所帯もって、普通にガキ産んで、普通に生きて欲しい ただ、そんだけだ」
蔵馬 「なるほど、やはり侍殿の考えは私達下郎とは違いますな。」
[撃てぇぇ!!]
そんな声が聞こえて銃弾が降ってくる……と思いきや、後ろで爆発した音が聞こえる。
Aはもう我慢の限界で一足先に暴れ回っている。
?「行けぇ!!真選組だァァ!!」
真選組が来たからか蔵馬は車に乗ってどこかへ行く、おそらくアイツを人質にするんだと思う。近藤さんが来たならここは任せてもいいな。
俺はAと共に車を追いかけることにした
ー車の中ー
蔵馬 「車を出せ、とんだ誤算でしたな。病院に向かえ、あの女、死にかけとはいえ人質くらいにはなるでしょ……グァァ!!!」
蔵馬に薔薇が巻き付き肩に刀が突き刺さる。
車の上には、ニヤリと怪しい笑みを浮かべる
薔薇を出したAと刀を車に突き刺している土方がいた
ミツバ篇22(ごめんねなかなか話まとまらなくて)→←ミツバ篇 20
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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時