衣更真緒の弟は夢ノ咲学院へ

第22話 ページ24

数年後



とあるテレビ番組にて


「今日の特集は性別の壁を乗り越えて先日ゴールインした大人気アイドル達です」





A「はいはーい！衣更Aでーす！」


真「今は遊木でしょ？」


A「えへへ〜そうだった〜」


「早速質問ですがお2人はどこで知り合ったんですか？」


真「校門前ですね。Aくんがハンカチを落としたのを僕が拾ったのが出会いですね」


「次にお互い、どこを好きになったんですか？」

真「僕は可愛い所ですかね？喜怒哀楽が激しくて僕にデレデレな所も好きです」


A「うーん…僕は…………おどおどしてる所？」


真「サディスティック！？」


「同性に告白をするのはかなり勇気がいる事だと思いますがどうして告白しようと思ったんですか？」


A「僕も最初は抵抗がありました。でもやっぱり自分の気持ちに嘘はつきたくないな…って。それに泣くのは振られてからですので！似たようなことをメンバーに学びました」


真「僕は泉さんに煽られたからです。「所詮その程度ってことでしょ？」って…僕にとってAくんはその程度じゃないって認識できたので良かったと思ってます」


「やはり皆さんが気になっているのはプロポーズの言葉じゃないでしょうか？」


真「あぁぁぁ…恥ずかしくなってきた…」


A「確かお家デートの時だよね？急に小さい箱出されてびっくりしたよ〜プロポーズの言葉は「僕がAくんを一生幸せにするから！僕と…結婚してください！！」だったっけ？」


真「うぅ…ホントはもっとちゃんとした所でしようとしてたのに…」


「先月認められた同性婚。やはり国に認められるには相当な苦労があったのでは？」


真「それはもちろんです。少子高齢化が進んでるから認められないって何度も断られました」


A「でもちゃんと思いを伝えました。同性婚が認められないから本当に好きな人同士が幸せになれないって。そしたら伝わったのか承認してくれました」

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