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とはいえそう簡単に決めれる問題でもない。
とりあえずもう少し考える、と担任に告げて、教室に戻るため廊下に出ると先程も話に出た甲斐田くんとばったり出会した。
彼が進学後人間関係に不安を抱いているなら、一回さっきの先生との話を匂わせておこうかな、と思って話しかける。
「あ、甲斐田くん。さっき聞いたんだけど甲斐田くん、××大学志望なんだってねー？」
「Aさんがなんでそれを…？まだ決まったわけじゃないけど、まぁ、一応そうではあるかな…。」
「さっき先生と話しててね、推薦使って××大学行くのはどうかって勧められたの。甲斐田くんも同じとこ目指すなら心強いなって思って。」
そう声を掛けると、一瞬動きを止めてフリーズした甲斐田くんがぱぁぁっと顔を明るくして、私の手をぎゅっと握った。
…そう、手を握った。
「甲斐田めっちゃサポートする！全力で協力するよ！だからAさんも一緒に××大学行こう！」
「お、おう…すごい熱量だね…？」
たぶん引き攣ってるであろう笑みで返せば、そのまま甲斐田くんが××大学の良さを語り出す。
それほどに強い志があるというのはいいことだ、と思い彼の××大学のここが良い！という話にうんうんと相槌を打つが、少しずつ手が悲鳴を上げ始めた。
ガタイの良い甲斐田に思い切り手を握られると、一般通貨女子高生の私には流石にちょっとツラい。
しかもかなり集中してるらしく、どんどん力が強くなっていっている気がする。
このままだと本当に折られかねない。
「あの、甲斐田くん、集中してるところごめんなんだけど、力だけ弱めてもらっても良い？」
「えっ、あっ、ご、ごめん！」
私に指摘されて初めて自分が私の手を握りしめていたことに気付いたらしい甲斐田くんが顔を真っ赤にしてぱっと手を離した。
そのまま適当な言い訳を付けてその場を足早に去っていった甲斐田くんを見送ってから赤くなっているであろう自分の顔を冷やそうと仰ぐ。
そこまで初心な反応を返されると私まで恥ずかしくなるなぁ。
そんなフワフワした思考のまま、私は自分の教室へと帰るために歩き始めた。
ーーー
主人公と同じとこ行きた過ぎて熱の入ったプレゼンする甲斐田くんでした
先生はなんとなく甲斐田が主人公のこと好きなの察してる
〇〇大学に主人公が行くなら自分も同じところに行きたいけど周りがうるさそうだからどう黙らせるか考えてたらお節介な先生のお陰でチャンス到来して嬉しくなっちゃった、みたいな…？
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ソルト(新アカVer)(プロフ) - わらび＠修行中さん» ありがとうございます！ (1月7日 20時) (
レス) id: 8a1efc3bda (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - ソルト(新アカVer)さん» コメント、リクエストありがとうございます！初書きになるので少しお時間頂くかもしれませんが、精一杯書かせて頂きます〜！ (1月7日 19時) (レス) id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト(新アカVer)(プロフ) - コメント失礼します 好きです Olv 崇拝 同業者(できればﾗｲﾊﾞｰで 無理なら 教職系) をリクエストすることは可能でしょうか？負担になるようでしたら、削除していただいて構いません (1月7日 17時) (レス) id: 8a1efc3bda (このIDを非表示/違反報告)
わらび＠修行中(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ！占ツクはIDを見れば分かりますからね〜！お気になさらず！w (2023年4月3日 22時) (レス) id: fb962cb273 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - わらび＠修行中さん» あwすみません名前違った... (2023年4月3日 22時) (レス) @page4 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わらび | 作成日時：2022年9月13日 18時
