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コンコン
爆豪のいつかのノックとは違い、
少しだけ控えめに隣の部屋。
爆豪の部屋のドアを小さく叩く。
…寝てたら悪いしね。
『……』
コンコン
『……』
…寝てるのかな。
ちょっと残念…
中から何の音もしないので、
諦めて自分の部屋へ戻ろうとする。
…が、
「……あ？テメエかよ」
ガチャリと静かにドアが開いたと思ったら
顔を出していつもとは違う勢いがない声でそう言う。
『あ、寝てた…？』
「……若干落ちかけてた」
『そ、そっか…』
「……」
『……』
「…用は」
爆豪の声。
『あ、いや…』
「んだよ、はっきり言え」
整っているけれど少しだけキツい印象の顔。
『ちょっと、顔見たかっただけ…』
「……」
この距離でも少し香ってくる爆豪の良い匂い。
『で、でも寝てたならもう戻る、』
「…少し、入ってくか、」
私にくれる、たくさんの優しさ。
『え、い、いいの？』
「……別に」
その全てに。
今までの爆豪の言動や行動に。
さっき広がったその感情がもっともっと広がっていく感じがする。
……何だか、爆豪でいっぱいだ。
「ん、」と短く声を出し、ドアを開けて私を中へ招き入れる爆豪に。
心臓が、高鳴った。
ガチャリ、
後ろでドアが閉まった音がする。
その瞬間。
『爆豪、』
「あ？……………ッ！？」
『……、』
ちゅ、と小さなリップ音を立てて触れた唇。
私は持ち上げた踵を床につけて、爆豪の服をギュッと掴んで俯く。
私は名前を呼んで振り返った爆豪に
キスをした。
『………この前のお返しと…夕方の命令の、』
「……」
『って、え！？ちょっ…！？』
自分から爆豪にキスしたくせに恥ずかしくなって俯いていれば
味わったことのあるお腹への圧迫感と浮遊感に小さく声を上げる。
ま、また、担がれてる…！？
『ちょっ…まっ…爆豪！？』
「うるせえ」
『わっ…、』
そして数歩進むと、
乱暴に降ろされてそのまま仰向けに倒れる。
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麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
