ー ページ26
ー
でも今の私は、自分でも思うくらいに…
子供っぽくなっている。
だって疲れたんだもん。
何回も言うよ、疲れたんだもん。
ヘトヘト。
爆豪に甘やかしてもらわないと死んじゃ…
「ば、爆豪！？」
「テメェいい度胸じゃねえか」
今度は上鳴くんの驚いた声が聞こえたと思ったら、次の瞬間には爆豪の声がして。それと同時に身体が浮く。
お姫様だっ……………
『そんなわけないか！！爆豪だもんね！！でも良いよ！！許す！！部屋までよろしくね！！爆豪タクシー！！』
いつも通り。お腹への圧迫感。
爆豪に肩に担がれ、されるがまま。
「はっ、調子乗りすぎなんだよ落とすぞ！！』
『そんな事言ってー、私には甘いもんね爆豪！』
ふわりと香る爆豪の良い匂いに
何だか一瞬で眠気に襲われる。
『ねーばくごー、私多分部屋に着くまでに意識なくしてるー』
「勝手になくせ、その代わり外で寝てても文句言うんじゃねぇぞ」
『……ばくごーはそんな事しないもーん』
あーもうだめだ。
目が、開かない。
寝ちゃう…
でもこれは爆豪が、いけないんだよ…
爆豪の良い匂いが…
私の睡魔を誘ったんだからね……
『…あー、もうむり………目があかない、しぬ、』
「……」
あ、もうダメだ。無理だ。
『……おやすみ、ばく、ごう……………』
私の言葉が聞こえたか、
聞こえてないかは分からないが。
意識を落とす直前に、爆豪の舌打ちが聞こえたが私はそのまま眠りに落ちた。
ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗葉 - 途中まで同士！って思ってたのに途中から爆豪くんといちゃつきやがって！もっとやって下さい← (6月16日 1時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - 檸檬さん» 一気読み…！！そう言っていただけですごく嬉しいです（ ; ; ）！読んでくださりこちらこそありがとうございました！！ (2021年11月14日 21時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 今日読み始めて最後まで読みました〜！もうとてもとても最高でございました……ありがとうございます(尊) (2021年11月14日 19時) (レス) @page50 id: 790fd21cd2 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - ＠たまふさん» わーっっっ！！！嬉しすぎるお言葉です…！！きっかけだなんて！！ありがとうございます！！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
＠たまふ - この小説、ヒロアカにハマったきっかけなんですよね… (2021年2月1日 15時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まあり
| 作成日時：2020年3月30日 17時
