私の安全地帯は爆豪の後ろ。2【爆豪勝己】 (ページ7)

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爆破されていたのはデジャヴ。ページ7

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よしっと。

これで全員分出来た！

朝ご飯はオムレツ。

昨日考えていた通りにしてみた。

うん。我ながら上手くできてる！

形も良い感じだし！

あの舌が肥えてそうな八百万さんも青山くんも美味しいって言ってくれてたし、私の得意料理にしちゃおうかな。

えっと、フォークは…

バタバタバタッ

ドォォンッ

『…え？』

いきなり、聞こえてきたのはものすごい大きな音。

一体朝から何が…

一つ、分かるのは音を立てた正体は多分爆豪だって事。

だって今の爆発音。

聞いた事がある。

というか何度も聞いた。

朝から元気だなあ…

寝ぼけて爆破でもした？爆豪。

『…行ってみよっかな』

少しだけの興味で私はキッチンを後にして、4階へと上る。

『ってあれ…みんないる』

エレベーターから顔を出せば、もう既に爆豪の部屋の前には人集り。

「あ！Aちゃん！おはよ！どうしたん？すごい音したけど」

『えっ、あ、麗日さんおはよう…分からない、私も今来たとこで…』

「とりあえず行ってみよ！」

そう言って人が集まっている所へと向かう麗日さんの後ろを歩く。

「おっ、おはよ！麗日にA！」

「おはよー切島くん。どうしたん？」

「それがよお、」

私達に気付いた切島くんは、何があったのか説明してくれるようで口を開く。

けれど。

「ーーーーーば、爆豪くん！？」

『…………え、』

部屋の中から聞こえてきたその声に、思わず息が止まった。

「あぁ！？誰だてめぇ！何で俺の事知ってんだよ！！」

今の、声…は…

『っ……』

「え、ここってもしかして…！」

嘘、でしょ…？

い、や…

この声確かに…、

「Aちゃん？顔色が、」

まさか…

そんなわけっ……、

「Aちゃん！？」

麗日さんの驚いた声が聞こえたけれど、

今は…

『…っごめん、ちょっと………通して、』

私は爆豪の部屋の入り口に集まったみんなの間を通り抜け。

そして、中を

覗いた。

そこには、窓際で爆破の時の構えをしている爆豪。

それと対峙するように立っているのは、

一人の女の子だった。

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