私の安全地帯は爆豪の後ろ。2【爆豪勝己】 (ページ42)

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無理矢理に無理矢理すぎる。ページ42

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…何かもう。

うん。

爆豪があんな事するからさ…

今までマイナスに考えてた事が何でもないように思えてきちゃったよね。

サキが消えてからも…

私はみんなと会うのがなんだか気まずくて。

サキがいた時と同じ時間で仕事をしていた。

何かが変わったかと言えば…

「入るぞ」

『は！？また！？そろそろ不法侵入で訴えるよ！？』

「ああ！？」

『…何でもないです』

ギンッともんのすごい目力で私を見下ろすのは、爆豪。

爆豪がお風呂に入り終わり、私がみんなが自室へ戻るのを待っている間。

「ん、飲んどけ」

『これ新発売のジュース…』

「この前携帯で見てたろ」

『さすが爆豪！さすが親ど…』

「あ？」

『いえ、爆豪様』

爆豪が毎日、私の部屋へ来るようになった事。

特に何かするわけじゃない。

お互いに寝たり携帯を見たり。

そして私がお風呂に入る時間になると帰っていく。

それがここ一週間くらい続いている。

だからさすがに、聞いてみようと思う。

ここに来る理由を。

あの…

キスをされた次の日から爆豪は来るようになったのだが…

あれからは特に手を出されるわけでもなく。

まるであれが夢だったかのように、本当に何もなくて。

最初は警戒して私から話しかける事も近づく事もなかったのだが…

今日、聞いてみようと思うんです。

あの時の私って精神的にやばかったから変な妄想でもしてたんじゃないかとか思い始めたし…

『ば、爆豪はさ…』

「……」

『な………何で私の部屋に…来るの…？』

爆豪が携帯をいじりながら私の部屋のベットの前に座るのと同時に聞く。

「……」

『……』

「嫌なんか」

『え、』

「……」

『……嫌ってわけじゃ、なくて…何となく聞いてみただけだよ？』

「……」

『……』

何この無言！！！

爆豪は特に表情の変化はなし。

ツンとした顔をして画面から目を逸らさない。

え…

あの…

無視…？

『ば、爆豪、』

「…お前、」

『はい、』

「いつまでここにいる気だよ」

『え？そ、それはその…私に早くここを立ち去れって言ってます？私なんかどっかの道端で転がり死ねって…、』

「は？ちっげーよ！！いつまで引きこもってんだって言ってんだよ！！」

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