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『はぁ…やっと帰った…』
あれからご飯を食べ終わり、なかなか帰ろうとしない宇髄さんに何度も帰れと催促して、何度目か覚えていないが、だいぶ経ってからやっと帰って行った宇髄さん。
…何だか疲れた。
宇髄さんがいる間ずっと気を張っていたし、言い合っていたし。
一気に力を抜いて、縁側に座れば続いて煉獄さんも隣に腰を下ろす。
「どうした？」
『…いえ、』
「そうか？」
『……』
「……」
『…というのは嘘で、ちょっと……疲れました』
素直にそう言って、頭を傾けて軽く煉獄さんの肩に頭を置く。
少しだけ、こうしていたい。
宇髄さんのせいで煉獄さん不足だ。
「うむ！好きなだけこうしてればいい！」
そう言ってくれた煉獄さんに小さな声でお礼を言えば、数秒の沈黙の後。
「宇髄には慣れたのか？」
と、そんな声が聞こえて思わず『え？』と聞き返す。
「やっぱり仲良く見えたのだが！違うのか？」
『やだなぁ、違いますよ。苦手ですって』
ぼーっと、庭を眺めながらそんな会話をする。
嘘じゃない。
あの人の事はどちらかというと好きじゃない。
何なら苦手で、仲良くなりたいなんて思わない。
「だが、普通に喋っていなかったか？」
『言い合っていただけじゃないですか？」
「む！俺とは言い合わないじゃないか！」
『喧嘩したいんですか？』
煉獄さんの声がちょっと拗ねたような口調になっているのがおかしくて口元を緩めながらそう聞けば「そういう訳ではないのだが…」と煉獄さんにしては珍しく語尾が小さくなっている。
『どうしたんですか？』
「いや、」
『…？』
「何でもない！気にするな！」
『そうですか？』
「うむ！」
『あ、そういえば宇髄さんに今度飲みに行こうと誘われました』
「やはり仲良くなったのではないか！」
『嘘です』
「む！」
『ふふ、怒らないでください。ちょっとした冗談ですよ』
なんて、笑いながらのんびりと日向ぼっこしながらお話をした。
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まあり(プロフ) - annkoさん» あああっ貴重な睡眠時間をっ…！？お礼を言っても伝え切れないです…！ありがとうございます！！お仕事、頑張ってください！！ (2021年3月29日 16時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - あれから睡眠よりも続きを！…と、全て読破させていただきました！午前中の仕事に若干支障が出ています(笑)。でもそれよりも、もうニヤニヤして最高の時間でした…煉獄さん本当にかっこよすぎです！更新楽しみにしています(^^)頑張ってください！ (2021年3月29日 12時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - annkoさん» annkoさんはじめまして！あああっ…お暇がありましたらぜひぜひ読んでみてください！コメントありがとうございます…！嬉しいです！！ (2021年3月29日 7時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - こんばんは！はじめまして！素敵なお話をありがとうございます(^^) 煉獄さん…本当かっこよすぎて！お話の展開もとても好きです(^^)続きを全部一気に読みたいです！更新頑張ってください(^^) (2021年3月28日 23時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - まゆさん» わーーっ！！！嬉しいです！コメありがとうございます！とても励みになります〜！ (2020年12月26日 16時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年11月29日 19時
