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寒くて薄暗い小さな小屋の中。
そこは埃っぽく、蜘蛛の巣が張っている事からしばらく使われていない事が分かる。
そして私の着ている服は汚れていてそこから見える手足は傷だらけでそして細い。
そんな私はここへ逃げ込んだ。
知らない男達が私を襲おうとしたから。
…もう散々だ。
男達に襲われそうになった前は知らない男の家にいた。理由は両親に売られたから。
どうやらお金が必要だったみたい。
別に怒るとか恨んだりなんかしない。珍しくもない事だから。どうでも良くて。
今はただ、こんなにボロボロになってしまったけどあいつらから逃げ切れた事にホッとして息をつく。
これからどうしようか。
もちろんお金もなく。働き方なんて知らない。身寄りなんてあるはずもなく、知り合いもいない。
だいぶ走ったからここがどこかも分からない。
『…はぁ』
また小さく息を吐きながら隙間から漏れる月明かりを眺める。
やっぱりさっき声をかけられた男について行くべきだったかな。私の体を売ってしまえばお金になったのに。
お腹も空いてきたし…
走って疲れたのか、膝を抱えて座っていると襲ってくる眠気に瞼がどんどんと重くなっていく。
…とりあえず今日は寝よう。
明日の事はまた明日考えれば良い。
そう思って意識を手放そうとした時だった。
『…っ！？』
ガタッと。
すぐそこで聞こえた音に体を震わせ、暗闇を探るように目を凝らす。
さっきの奴らが追って来た？
それともまた別の奴？
ドクドクと心臓の音が速くなり、息も荒くなる。
ここは狭い小屋の中。
見つかれば逃げ場はどこにもない。
どうしよう。
『ーーーっはぁ、』
ガタガタと立て付けの悪い扉が横へと開き月の明かりが私を照らすと同時に、見えたのは人影。
どうするべきかと頭の中で考えがぐるぐると回り、うまく息が出来ない。
『…っ、』
私は手に持っているものを強くギュッと握った。
生暖かい風が流れ込み、私の肌を撫でる。
この時間がとても長く感じる。
出口はそこだけ。
体当たりすればどうにかなる？
いや、それは一人だけならの話。
他にも仲間がいたら…
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まあり(プロフ) - annkoさん» あああっ貴重な睡眠時間をっ…！？お礼を言っても伝え切れないです…！ありがとうございます！！お仕事、頑張ってください！！ (2021年3月29日 16時) (
レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - あれから睡眠よりも続きを！…と、全て読破させていただきました！午前中の仕事に若干支障が出ています(笑)。でもそれよりも、もうニヤニヤして最高の時間でした…煉獄さん本当にかっこよすぎです！更新楽しみにしています(^^)頑張ってください！ (2021年3月29日 12時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - annkoさん» annkoさんはじめまして！あああっ…お暇がありましたらぜひぜひ読んでみてください！コメントありがとうございます…！嬉しいです！！ (2021年3月29日 7時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - こんばんは！はじめまして！素敵なお話をありがとうございます(^^) 煉獄さん…本当かっこよすぎて！お話の展開もとても好きです(^^)続きを全部一気に読みたいです！更新頑張ってください(^^) (2021年3月28日 23時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - まゆさん» わーーっ！！！嬉しいです！コメありがとうございます！とても励みになります〜！ (2020年12月26日 16時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあり
| 作成日時：2020年11月29日 19時
