心の底から叫ぶんだ。【Eiji】#2 (ページ6)

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《A side》

｢い、いいんですか？彼女さんの事言っちゃって。」

(エイジ)｢別に？アイツが勝手に言っただけで、俺は何にも言ってねーし。だからまだ付き合ってる。」

(そらちぃ)｢なになに？失恋トークの部屋にしちゃう？？」

｢ど、どんな別れを告げられたんですか？」

(エイジ)｢もうあなたの事が嫌いって言われた。」

｢じゃあ、もう嫌いなんですよね。だったら、元も子もないじゃないですか。好きじゃないなら、付き合わないですよね？だから別れたってことじゃないですか？」

(エイジ)｢俺が嫌いじゃないから。」

＿＿＿予想外の一言。まだ、エイジは好きだったんだ。でも、

｢彼女さんはあなたのこと嫌いなんですよね？だったら、もう会いたくもないし、こういう話もして欲しくないんじゃないですか？」

(エイジ)｢そうかなぁ？アイツ、まだ俺の事好きだと思うよ。」、

｢……きっと、嫌いですよ」

(エイジ)｢失礼だね笑」

｢あ、……恋愛に関しては詳しいんで」

(エイジ)｢そーなんだー。」

｢まぁ、はい。あははっ」

(エイジ)｢久しぶり。」

｢え？」

(そらちぃ)｢何年ぶり？」

(ツリメ)｢4年くらいかなぁ？」

(リクヲ)｢エイちゃん、ずっとAちゃんの事、待ってたんだよ。」

｢何、言って、」

(エイジ)｢俺はまだ、好きだけど？

お前はどうなん？」

｢……“会いたくない”し、“大嫌い”。“さようなら”」

テレビなんか今はどうでもいい。

気づいてたんだ、私だって。

好きだったんだ。私の事。

待っててくれたんだ。私の事。

どうしてだろう。消えたはずの景色なのに。

思い出したらキリがないや……

皆と居るだけで幸せだったかもしれないあの日常が、

4色の光に包まれて、私の元へ帰ってくる。

だけど、

無駄にしたくないんだ。この夢を。

だから＿＿＿

君たちの前にはもう現れないだろう。

もう二度と、思い出さないために。

YouTubeも見ない。

ただ、自分の道に沿って

真っ直ぐ歩くんだ。