リスナー辞めます。

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久し振りの彼は暖かくて


安心してしまう。









「 あの時、あの時言ったこと覚えてる？ 」








私のことを抱きしめたまま彼がそう言った




あの時…、解散ライブが終わった後のことだろうか




確かあの時彼は、





《 “もう少し待っててほしい” 》





そう言っていた






忘れるわけないじゃない、ずっと待ってたんだから









『 覚えてる、ちゃんと覚えてるよ 』







そう返すと彼は私と顔を見合すような形に体制を変えてこう言った









「 あの時迎えにくるから待っててほしいなんか格好つけたくせに、結果Aの事傷つけて、後悔しかしてない。許されるわけない、



けど、今日俺はお前の事迎えに来た。」







めちゃくちゃだっせえ迎えだけどな、



なんて悲しそうに笑うから



いてもたってもいられなくて









彼に口づけをした 、









「 まほとがくそダサいのなんか知ってるんだよ

それでも好きになっちゃったんだよ 」








ばーか、と付け足して笑うと彼もまた笑顔になった








「 それにしても長い間待たされたなあ 」






と少し意地悪してやろうと思い言うと



あからさまに落ち込むのでもう言わない事にしようと誓った









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その後、高校生のように2人で手を繋ぎ他愛もない話をして帰り道を歩いた






今日1日だけ仲間家にお邪魔する事になり




その際にジンくんやへきほーさん相馬さんにお礼を言った






3人ともすごく喜んでくれた









お互いがお互いのことを考えるあまり

めちゃくちゃ遠回りしてしまった





でも遠回りした道で迷子にならずに済んだのは私達が運命の糸で繋がれてた、なんて夢みたいな事思ってもいいよね









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