5.五条side ページ5
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A「えっと.....榊原が担当しますね。よろしくお願いします」
そう言って深々と頭を下げる榊原さん。
今回は前回とは違って俺単独の任務。
A「長時間移動になりますが、気にせず寝てくださいね!」
そう言ってシートベルトを閉めてエンジンをかける榊原さん。少し緊張しているように見えた。
車の中は無言で気まずいからか榊原さんは「ラジオをかけてもいいか」とわざわざ確認をとる。
ラジオをつけて、「うるさかったらすぐ言ってくださいね〜」って音量調節をする。
五条「榊原さんってさ、何で補助監督なったの」
俺が言った言葉に少し驚きながら考え始める榊原さん。
難しい質問をしてしまったと思う。俺も何でこの質問したのか分かんないし。
A「そうですねぇ....私は前線に立って皆さんのように闘いはできませんが、少しでもお役に立てたらと....あと給料良いし.....」
A「あっあと!運転も結構好きです!」
と元気よく答える榊原さんに少し笑ってしまった。
五条「榊原さんの運転、結構安心する」
A「ほ..本当ですか!?!?」
俺の言葉に嬉しそうに笑って俺の方を見る。いや待って。
五条「前前前前!!!!!」
A「すみませんっ...!!!!!」
あっぶね....死にかけた.....。
任務が終わってからまた車に乗って高専に戻る。
A「おつかれ様です。寄るところありますか?」
五条「大丈夫」
安全運転で高専まで送り届けてもらった俺は車の中から出た時にもう一度榊原さんの方に振り返る。
五条「榊原さん」
A「はい?」
五条「ありがとう」
そう言うと榊原さんは深々と出会った頃のように頭を下げた。
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いちごパフェ(プロフ) - ああさん» 読んでくださりありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです😌 (12月25日 12時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 今まだに読んだことのない転生(?)系の物語でなんだか感慨深かったです。 (11月10日 13時) (レス) @page36 id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - あずきさん» 他の作品も読んでくださりありがとうございます😭嬉しいお言葉もありがとうございます🙇♀️ (2023年1月30日 21時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 初めまして!1作品読んで、どんどん他の作品も読んでしまいました。これからも楽しみに更新待っています(*^^*)!! (2023年1月29日 12時) (レス) id: b7bea6132d (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - 蘆花さん» ありがとうございます😭嬉しいです!!!! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 294d751c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごパフェ x他1人 | 作成日時:2023年1月27日 20時