おまけすんちょる3

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なんとかあの話題から離れる事ができた。

何もないならいいって鑑賞もなくなって
最後になるだろうから、ちょっぴり残念だった







｢ あのさ ｣






私が観ていた映画が丁度、良いシーンを迎えた頃


この映画が少し私とスンチョルに重なる気がした。




この2人はお互いを想い合っている中での別れだけど
女の子の方から彼の元を去っていくシーン

状況も理由も全く同じようなシチュエーション







｢ 海外行くってどう思う？｣


｢ 海外？｣


｢ うん。旅行とかじゃなくて住む方の｣


｢ 俺は別に何ともないけど｣





そりゃそうだよね、聞く人間違えた





｢ んーそっか｣


｢ 移住でもするつもり？｣


｢ 楽しそうだなって思って｣






なんでこんな事聞いたのか自分でもわからない

心のどこかに気づいてほしいと思ってる私が
もしかしたらいるのかもしれない。








｢ へえ。どこ行きたいの｣


｢ ヨーロッパとか？｣


｢ もし行くなら着いていこ俺も｣


｢ やだな〜まあ行く予定はないけど｣






フランスに行くよなんて言ったら
今言ったように、ジス着いてきてくれるの？









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｢ この映画、面白くなかった｣





話していた間にクライマックスを迎えていた


男の子の前から姿を消した女の子が、まあ色々あって
その好きだった男の子に見つけられる感じ

結局はハッピーエンドなんだ。






｢ よかったね、また結ばれて｣


｢ うん ｣






画面の中でお互い笑い合ってる姿を見て
もし私の人生を何か形を残すために描くとしたら


こんな情けない自分は消してしまいたい。



こうなれば良かったのにって、想像の中の自分を書いて
実話が実話じゃなくなっていくんだろう







｢ そう言えばスンチョルの父親、来月で自分の席を
スンチョルに譲り渡すって言ってたよ。｣


｢ そうなんだ、｣


｢ それのパーティがあるんだけどさ｣


｢ 行かないよ。私｣







全て書き換える事が出来るのなら


何もかも変えてしまいたい。









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