【HQ】お兄ちゃんⅡ (ページ17)

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ろくじゅういちページ17

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部活が終わり。更衣室で着替え終わり、スマホを見ると通知が来ていた。

ちーちゃんから、か…。

『土曜日オフだから勉強教えて…？』

私が部活あったらどうすんのよ………無いけどさ。

まあいいや。場所と時間送っておいてもらおう。

ガチャっと聞こえ振り向くと清水先輩が入って来た。

「あ、Aちゃんも送るから仁花ちゃんと待っててくれる？」

『そんな毎日いいですよ！！私が先輩を送ってきますって…！』

「いいからいいから。仁花ちゃん体育館の方にいると思うから待ってて」

清水先輩にそう言われ、更衣室を出て体育館の方に向かうと”うおおおーー“と言っている人たちがいた。

『谷地さんなんか…ごめんね……』

「アッ空井さん…！ううん！大丈夫だよ…！」

……空井さん……。

『うーん……Aでいいよ？私も仁花ちゃんって呼ぶし…』

空井さんは慣れないなぁ。

「エッ、あっ、空井さんのファンの方達に……」

とウロウロして辺りを見渡している。

『ファン…？…あー、別に大丈夫だよ？？。もし狙う人がいたら多分谷地さんの前に先輩達が狙われていると思うけど…』

うん、今まで私の周りの女の子を狙う人はいなかったから大丈夫。

『もうすぐ清水先輩来ると思うから、一緒に待ってよ仁花ちゃん』

……それでなんで3人はこんな舞い上がってるんだろう…。

～～～～～～～

翌日

『扇西高校、到着は4時半だそうですー！』

扇西高校との練習試合。

『私、扇西高校の人たち案内するために行きますね』

「うん、よろしく。仁花ちゃん手前のコート脇にパイプ椅子並べてくれる？えーと…8脚！」

「ハイ！」

ガチャガチャと音を立てて運ばれるパイプ椅子。

仁花ちゃん大丈夫そうかな…？

さあ、行こう…。