髪長いからかな ページ8
Aside
『あ、改めまして、よろしくお願いします!!』
慌ててもう一度頭を下げると、今度は声がかかってくる。
加「あぁ、大丈夫ですよ!?そんなに何度も頭を下げなくても…」
剣「そうですよ!礼儀正しすぎるくらいです。ここの連中にはね」
『いや、でも…』
そう言われても口ごもってしまう。だって私からしたら、ずっと画面の前で見てきた尊い推したちであるし、今この時から尊敬出来る先人方となったのだ。しかも初めましてだし。礼儀を重んじるのは然るべきことだ。というかそうしないと心が潰されそう。
マ「ふふ、実はAさんはね、ずーっと前からにじさんじを応援してくれてる古参リスナーの方なんですよ!だから皆さんと会う時緊張してしまって、」
『ちょ、マネージャーさぁん!?ダメ、それ言っちゃダメです!』
するとマネージャーがそんなことを言い出すので、慌てて言葉をかぶせる。失礼だろうが、それよりもそれは言って欲しくなかった。いや、バレるだろうがせめてもう少し後で。そう考えていたのに。
だって、リスナーがこんなところに入ってきたら嫌だろう。よからぬ事を考えていると思われるかもしれない。
だってそうだもん!逆ハー狙ってる子とかいるじゃん!夢小説とかでさぁ!あぁいう風に扱われるのは流石に傷つく。でもこれはエゴ。嫌われたら嫌われたで諦めるしかない。
でも、私が思っていたのとは違う反応だった。
不「え!!俺たちの配信見てくれてんのか〜!!」
甲「えっちょ、なんか恥ずかしいっすねぇ…えへへ」
『あ、ぇ…??』
え、なんか、平和じゃね?あれ、思い込み?流石にそういうサイトで漁って読みすぎ?自意識過剰?
何より推したちの懐の広さを見誤っていた私を誰か鞭打ちの刑に処して欲しい。本当に申し訳ございませんでした。
不「あ、でもさぁ、俺ひとつ思ったことあってんけど、」
マ「?どうしました?」
そう言われ、体がびくり、と少しはねる。やっぱり、なんかありますよね。だって突然来た部外者よ?普通に訝しがるでしょうよ。当たり前よ、当たり前体操に出来るよ。絶対字余りするけど。
不「こんな男ばっかのとこに、女の子1人って可哀想じゃない?」
…え?
加「それは私も思いました。それが理由で色々あってからでは遅いですし」
剣「特に甲斐田くんもいるしね」
甲「どういうことですか!!?」
え、ちょ、あの…
『わ、私、男、です…』
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名無し - とたとたさん» コメント失礼します。説明文と設定タグ部分をご本人様の名前含め、検索除けのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので早急の対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年10月9日 2時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
▽▲ - ほんっと好きです🥲✨推しと触れ合ってる感覚になれる、、、たすかります、、、すきです、、、 (2022年9月29日 21時) (レス) @page14 id: c8e1cacc72 (このIDを非表示/違反報告)
尹(プロフ) - 小説の説明のところのご本人様のお名前伏字にしてほしいです🥲 (2022年9月29日 0時) (レス) id: 8f05e73198 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます!!題名に追加させて頂きましたがどうでしょうか?🤔ご指摘ありがとうございます〜なにか気になる点があればまたお願い致します! (2022年9月27日 19時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - 春宮さん» コメントありがとうございます!!!とても励みになります〜ありがとうございます!!😭🙏✨ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏呼 | 作成日時:2022年9月25日 23時