あーんの刑 ページ8
Aside
結局、私が座ったのはシャークんとスマイルの間だった。nakamuが不服そうにしてたが、先程シャークんに言われたことで強く出れないようだった。
Kr「はーい、ご飯できたぞ〜」
そう言ってきりやんが持ってきたのはオムライス。ほかほかでたまごがふるふるしていて、とても美味しそうだった。
そういえばここ最近、食べていなかったな、なんて。そもそも、まともな食事をとった覚えがあんまりない、ような…
Br「ねぇ、もう食べていーい？」
Kr「はいはい、食べな。」
Broooockの声を皮切りに、みんないただきます、と食べ始める。
チキンライスはほろほろでしっかりめ、卵はやや半熟でふわふわだった。ケチャップソースはトマト缶と合わせているのだろうか、甘酸っぱくてみずみずしかった。
ちなみに、きんときは熱した卵が苦手だったので、チキンライスだけだった。
Sh「A、ほら」
『…ぅえ？』
Sh「口開けて。あーん」
久しぶりに食べるオムライスに夢中になっていると、隣からシャークんにとんとん、と肩を叩かれる。
どうしたのかと振り返ると、そこにはオムライスの乗ったスプーンが。それと同時に、ニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべた彼の顔。顔が一気に熱くなったのがわかった。
『いや、同じのだし、』
Sh「いいじゃん。ほら、あーん。」
普通に恥ずかしいうえに、周りのみんなが凝視しているのがわかる。恥ずかしい、っていうかもはや怖い。
それでも彼にやめる気は一切無いようで、依然として意地悪げにこちらを見つめてきている。
埒が明かないので腹を括って口に運ぶと、同じもののはずなのに、全然味がしなかった。横で彼がくふくふと満足気に笑う声が聞こえる。そういえば彼はこういうのが好きだったな、なんて。随分と彼の手のひらの上で転がされたのを覚えている。
よく噛んでから飲み込めば、案の定、他のみんなからもやってやってとせがまれる。それと同時に、まだあまり減っていない私のお皿のオムライス。
食べ切れるだろうか、なんて思っても、私に拒否権はなかった。
終わり
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ころと(プロフ) - ヤンデレ大好物なので嬉しいです；；続き楽しみにまってます、更新頑張ってください〜！ (2022年10月10日 2時) (
レス) id: 528f088e58 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - シャークんにあーんされt((殴、､、すみません。 (2022年9月26日 13時) (レス) @page8 id: 38eebacbdf (このIDを非表示/違反報告)
バレー部１１番(プロフ) - うっわ〜好き〜！私も夢主ちゃんが無意識に狂っていく過程が大好きなんです。神作品なんじゃ〜 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月12日 22時) (レス) id: 3a2dab825b (このIDを非表示/違反報告)
杏豆 - 神作品見つけてしまいました...更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月11日 7時) (レス) @page4 id: d80eb34582 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - 澪華さん» わわ…申し訳ありません！！気づかなかったです…ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！🙇♀️ (2022年9月11日 1時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とたとた | 作成日時：2022年9月10日 19時
