Symphony３【病系】【短編集】

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「 すとぷり！ゲーム実況〜〜！！！！ 」


「 Fooo！！！ 」

「 いぇーーい！！ 」

「 きたーーー！ 」


ゲームの画面がもう既に歪んでいて、メンバーの声も頭にガンガンと響いていく





「 …、っちょジェル？居る？w 」


あまりに俺が喋らんからかさとちゃんが笑いながら聞いてきた




「 、w えぇ？居るでw 」

「 全然喋らんやんw 」

「 俺…本気やと、喋られへんねん、w 」


笑って誤魔化しはしたけど、目眩からか気持ち悪さが出てきていて結構やばいかもって思ってた




莉犬無理しちゃダメだよ

とチャットが来たのが目について読む。こうしている間にもメンバーの会話は進んでいく



「 ちょ、1回止めよ。ジェル？ 」


さとみくんの低めの声がイヤホン越しに聞こえて、みんなに迷惑かけちゃったなと理解した




ジェルごめん、ホンマにやばいかも

何とかキーボードを押して莉犬にチャットを返信した




「 ジェルくん体調悪いんだって。別日にしよ？ 」


莉犬のその声が聞こえた時には、俺の体は床に打ち付けられてて…

その痛みも感じないまま、次目を覚ました時には俺はベッドの上にいた






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「 、あれ…おれ、 」

「 ジェルくん。過労だと思うよ 」


自分の家のベッドの上だと気がついたのに、そこにいるのは莉犬

俺一人暮らしやったはずやけどな




「 合鍵で入っちゃった。みんな来てるよ 」

「 …ごめん、ほんま… 」

「 ううん。作りかけの遠井さん動画見れちゃったしラッキー
けど、いつもより遠井さんも元気なかったから、やっぱりジェルくんはお休みした方がいい！おやすみ 」

「 はは、そう？ごめんな 」

「 謝るの禁止！ 」



((コンコン

「 ぁ、ジェル起きてたんだ。ごめんな 」


寝室のドアから顔だけ出したのはさとちゃん



「 ぇ、いや…なにが？ 」

「 、なんでもない。お粥作ったけど食べる？ 」

「 食べた方がいいよ 」


ちょっとしか食べれへんかったけど、さとちゃんの作ったお粥は美味しかった




「 ちゃんと休むこと！薬とかもリビングに置いてあるからね 」

「 ホンマに、ご……、ありがとう 」

「 うん！ジェルくんも遠井さんもお大事にね 」


「 もぉ、！余計なお世話よ！りとら！ 」

「 んー、りとらっすぅ〜〜！w 」


彼女らのためにも早く元気にならなくちゃな




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character−fin.


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36_シリウス【水×桃】*→←35_character【橙×赤】

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