ほっとらて【短編集】

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『 タクシー呼んだから。いくよ 』



無理やり立たされ、手を引っ張られながらマンションをおりる

ここで反抗したらそれこそ私の人生終わってしまう


彼の異様な雰囲気に私は本能的にそう思っていた






「 どこ行くの？ 」

『 僕ん家に決まってるでしょw
そろそろ同棲したいと思ってたんだ〜ちょうどいいね 』


彼はタクシーの中で、鼻歌なんて歌いながらとても陽気だった




タクシーを降りて、私とは比べ物にならない広い彼の家に入る





「 お邪魔します… 」

『 あー違う違うこっちだから 』


リビングに行って立ち尽くしていると、僕についてこいと言わんばかりに彼は私に手招きをした






リビングの奥。彼の寝室から繋がっている扉の向こうにまだあった部屋



『 ここ防音室なんだ、いいでしょ？ 』


彼はニコッと笑うけど、私は頑張ろうとするけど笑顔なんて作れない



だって、その部屋には白のベットと白のクローゼット

ベットサイドテーブルには見せつけるように置いてある手錠とドアにはがっちりと付けられていた鍵






「 ころんくん…、なに…しようとしてるの？ 」

『 ん？何って？
僕がAちゃんを守ってあげるから安心してね？ 』



「 いや、え、…でも仕事とかもあるし…… 」

『 仕事？そんなの行かなくていいでしょ。僕、Aちゃんのこと余裕で養えるし 』



私が困惑を続けていると、彼は「よしっ」と言って私をベットに座るように促しベットのフレームと私の手首を手錠で繋いだ






『 抵抗とかしないんだね。偉いね 』


そう言って私の頭を愛おしそうに撫ででくる




「 ……、ころんくんのお人形さんになれば、いつか解放してくれるの？ 」

『 お人形さん？僕はそんなの求めてないよ。今のAちゃんが傍に居てくれればそれでいいんだ 』





「 …んっ、…ぁはっ、…っ…… 」


彼がキスで私を溺れさせてくる



息が吸えなくて、苦しくて…、ほのかに快感で……、

怖くて…、でもほんの少しだけ幸せで……



もう分からない








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『 Aちゃん……、っ、』







『 ずっと、ずっと…一緒だからね 』









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24/7【水】−fin.


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題名の意味…是非調べて見てください( ¨̮ )

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