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慎太郎の手を引かれ、街を歩いた。
店に入ると、お店の方が補聴器を渡しに来た。
慎太郎が手に取り俺の右耳に取り付けた。
慎太郎「北斗…？」
北斗「聴こえる…慎太郎の声が」
嬉しかった。少しでも慎太郎の声が聞こえた。
でも、苦しいのはこれからだってことを俺は
理解してなかった。
店を出るとそのままメンバーの所へ向かった。
事情を説明すると
みんな深刻な顔をした。
京本なんて泣き出して
何だか申し訳なかった。
俺が選べる道は脱退か、続けるかの2択。
これ以上治ることの無い俺は
休業という選択肢はない。
樹「でも、俺は脱退なんて考えてない。」
口を開くのはいつも樹だ。
自分の意見をはっきりいった。
ジェシー「俺も、この6人でしか
活動しないって決めてるから。」
それぞれが自分の想いを打ち明け
俺の目には涙が溜まった。
悲しいからじゃない。むしろ嬉しかったから
涙が溢れた
「ありがとう。」
その言葉は人生で1番重みがあった。
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梨朝(プロフ) - 毎回楽しみに読んでいます！ 更新お疲れ様ですヾ(･>∀<)ﾉ (2019年5月8日 23時) (
レス) id: e1ee29d5a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokoのん x他1人 | 作成日時：2019年5月3日 7時
