＊15＊機械技師 ページ19
ド(このままだと勝利は難しい…ならせめて引き分けにしなちゃ…ッ)
ゲート通電後、ボク、レズニックさん、イライさんが残った。
しかし何れもワンパン状態で救助は無理だった。
イライさんがゲートを開けて、そこにレズニックさんとボクが走っていく。
あと少しで、あと少しでゲートにーーー・・・・
リ「行かせませんよ」
ド「レズニックさんｯｯ！逃げてｯｯ！！」
瞬間移動。
レズニックさんの目の前に現れた背の高い男性が、赤く光った目をギラリとこっちに向けた。
機「あ…」
ロボットはもうない。
ド(彼女だけでも…ｯｯ！)
恐怖と絶望で足が竦んだ彼女をイライさんの方に突き飛ばした。
ガンッ、という衝撃と共にボクは殴り飛ばされた。
リ「ヘァ…技師の方を狙ったはずでしたが…まあ良いです。あなたを土産として飛ばしましょう」
痛い。頭がガンガンする。
体が宙に浮いた時、ボクはゲートの方を見た。
機「離せ！離せよｯｯ！このままだとあいつが…Aが飛ばされるｯｯ！！！！！」
占「ダメだ！今の私たちには何も出来ない、返ってあの子の犠牲を無駄にしてしまうだけだ！！」
暴れるレズニックさんをイライさんが押さえつけていた。
ド(何か言ってる…もう、何も聞こえない…な)
ボクをチェアに座らせたハンターがボクの方を見て面白そうに笑った。
リ「あなた、どうして泣いているんですか？」
泣いている？ボクが？
ド「…」
人形なのに？
ド(ボク…人形失格だ)
薄れていく意識と、どこからか聞こえてくる2人分の足音。
機「A！走って！！！」
占「行くよ！！早く！」
ド「2人とも…」
イライさんが救助し、レズニックさんが銃を打つ。
機「Aは置いていけないから！絶対一緒に脱出するんだ…ｯｯ！！」
リ「小賢しい…ｯ！サバイバー共め…ｯｯ！！」
占「危機一髪中ならゲートまで持つ！構わず走って！！」
こんな感情、ボクは知らない。
守られて嬉しいとか、助けられて嬉しいとか、
ド(これは一体なんだろう)
試合は3人脱出、サバイバーの勝利だった。
機「ねぇ、A。なんであんなことしたの？」
ド「なんでって…」
ボクはその先が言えなかった。
だって、何故助けたのか分からないから。
機「お願いだから、もうあんな無茶しないで。僕はどうなったっていいから…ｯ！」
ボクは確信した。
彼女も同じだということを。
【同類】トレイシー･レズニック
続く (更新停止中)
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あまね(プロフ) - ああああコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡初コメに感動してます…浮気してました許してくださいｯｯ！！○|￣|＿＝3責任取ってこの小説は自分が娶らせていただきます！！！(｀･ω･´)ﾌﾝｽｯ! (2020年4月2日 2時) (
レス) id: 1cb99c78cb (このIDを非表示/違反報告)
ハチャ(プロフ) - こんな素敵な小説に巡れたことに神に感謝†o(・・;) ｱｰﾒﾝ主様にこの小説を続けてくださるよう祈ります。今後の展開が気になりますゆえ頑張ってください (2020年3月29日 1時) (レス) id: dbff3cd75d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - こんな小説を読んでいただき感謝です…！ありがとうございます＜(_ _)＞この小説を見てくださった方に神のご加護があらんことを(-人-)←例えばガチャで欲しい衣装当たるとか(( (2020年3月28日 3時) (レス) id: 1cb99c78cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまね | 作成日時：2020年3月26日 4時
