防弾と独りの歌姫 (ページ49)

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ついに授賞式か……

みんな化粧直しをするため、1回控え室に戻った

JK｢……｣

SG｢……｣

目を真っ赤にしているジョングガを心配そうに見つめるユンギひょん

JN｢ジョングガ、どうしたの??｣

JK｢き、聴こえたんです……彼女の歌声…｣

｢は?!｣

驚きのあまり声が出てしまった

｢まさか自分は正しかったんですよアピール??｣

NJ｢おい、今から喧嘩はやめろ｣

MC｢さて!!では授賞式に……｣

今回は男性部門、女性部門、パフォーマンス部門、アルバム部門、MV部門…などなど全部で８部門ある

そして俺たちは女性部門以外の全てにノミネートされているから多分半分は貰えるだろう

MC｢まず、男性部門!!…EXO!!｣

うん…納得がいく

EXOは人気だし歌もダンスも凄い

MC｢そして女性部門!!……twice!!｣

多分誰もが予想していたと思う

彼女たちは韓国だけでなく日本でも大人気だから

JM｢……｣

きっと俺たちの顔は引きつっているだろう

なぜならどんどん授賞されていく中、俺たちの名前はいっこうに呼ばれない

何より腹が立ったのは……

俺らの後輩であるAが賞を3つも貰ったこと

パフォーマンス、アルバム、MV

の3つの賞をとった

MC｢最後は……SNSで時間内に最もツイートされたグループに送られる賞です｣

これには自信がある

だって俺たちはBillboardでトップソーシャルアーティスト部門を受賞したんだから

MC｢おお!!これは凄い!!

1位は2位をはるかに上回る数です!!

受賞者は……A!!｣

｢え……｣

その瞬間身体の力が抜けた

ステージにはトロフィーを持った彼女が立っている

貴女｢ペンの方々、こんな私のためにありがとうございます

こんなに賞をいただいて、ただただ嬉しいかぎりです

本当にありがとうございました｣

JH｢お、俺ら１個も貰えなかった……｣

JM｢こ、これはきっとなんか不正があったんだ!!

だって俺たち、Billboardで授賞したんだよ!!｣

SNSを開けばarmyの声が嫌でも入ってくる

“マジでばんたんお疲れ様”

“卒ペンして良かったわー笑”

“Aちゃん授賞おめでとう、armyやめてペンになる!!”

｢俺らが何したってんだよ!!!!｣