防弾と独りの歌姫

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ヤン｢うん!!

いいんじゃないかな!!｣


｢ありがとうございます!!｣






ヤン｢いや、困ったなぁ……


まさか……1発で覚えるとは笑｣


ヤン先生は頭を抱えながら笑った


｢ダンスってある意味、楽器みたいなものですよね


ヤン先生のダンスから音符の様なものを感じたので


その通りに踊っただけです笑｣









数日後……


PD｢A!!｣


パンPDが息を切らしながら練習室にきた


PD｢Aの歌声が聴こえない秘密が分かった!!｣


｢え?!｣


PD｢実はな……｣







パンPDの話によると


私をデビューさせる会議があって、そこでこの前のCDを流したらしい

その会議には4人いたらしいんだが、1人だけ聴こえなかったらしい

怪しく思ったパンPDはその人を調べた


そしたら……


PD｢会社の金を横領してたんだ



もしかしたらだけど……

Aの声は、欲にまみれていたりすると

聴こえないのかも


ほら、他の事務所に受からなかったのもさ

僕の事務所は小さいからよく分からないけど

可愛い子を…って大切なものを見失ってて聴こえなかったのかも｣



｢そういう事だったんだ……｣


なんか複雑な気持ちだ









PD｢あと、デビューは2ヶ月後｣


｢え?!そんな急に!!｣


PD｢そこでだ

ちょっとアイドルというのを自分の目で見てほしい


防弾少年団のスタッフとして1週間働いてもらう｣


働く?!

こういうのって練習生として見学するもんじゃないの??


PD｢あいつらの本性を見てほしいんだ｣


｢本性??｣


パンPDは行けば分かると私の肩をポンポンと叩いた

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