可愛いの権化、名前呼び ページ10
Aside
"こうちゃんさん" から "航平くん"に呼び方が変わってはや数日。今日は動画編集の手伝いでオフィスにやってきた。
オフィスに入り空いてい席に座ってMacBookを開く。最近はずっと編集ばかりだから記事も書かなくては…
少しカタカタとキーボードを叩いいると、突然名前が呼ばれて顔を上げるとそこには久しぶりに顔を合わせる先輩がいた。
ymmt「久しぶりだね!」
『山本さん!お久しぶりです!』
眩しい笑顔を光らせてよいしょと俺の隣に座る山本さん。俺とは身長差が離れてるから座っていても上目遣いになる。可愛いの権化。
ymmt「今日はウェブの記事?」
『あっ、いいえ今日は、動画編集しに!』
ymmt「編集か〜、大変じゃない?」
『少し難しいけど楽しいので大丈夫です!』
ymmt「そっかそっか…あっ!こうちゃんから聞いたよ!」
山本さんはこうちゃんな航平くんって呼ばれていると自慢されたと笑いながら話してくれた。
『航平くんが自慢してたんですか?』
ymmt「そうそう、聞いてください、山本さん。俺いずみから航平くんって呼ばれてるんっすよぉ〜、的なこと前言ってた」
山本さんは少し特徴を掴んだ若干似ているモノマネで再現してくれた。でも航平くんだけではなく山本さんも苗字で呼べない。俺はいつかそれを相談しようと思っていた。
『でも俺、山本さんもなんか苗字で呼べない気がします。』
ymmt「ぼく?」
『はい、友達にいるんですよ。だから呼び捨てにしそうで怖いです』
ymmt「呼び捨てで呼んだぐらいで怒らないよ?」
『いや、俺が怖いので祥彰くんって呼んでいいですか?』
ymmt「よしあきくん?」
『はい、よしあきくん。ダメでしたか?』
ymmt「下の名前?」
『下の名前…』
ymmt「まぁ……いいでしょう!」
彼は笑いながらいいでしょう!と快く許可してくれた。やはりここには優しい先輩しかいないようだ。
最初のうちは反応がしずらかったみたいだけど今では祥彰くんと呼べばどうしたの〜?と笑顔で返してくれる。可愛い。年上には見えない。
『祥彰くん、かわいい〜』
ymmt「ははっ、ありがとう〜。Aくんはかっこいいね」
『待って、祥彰くんが尊い…。』
ymmt「大丈夫〜?もしかしてAくんなにかのオタク?」
『秘密です』
色んなことがあって今は航平くんと祥彰くんと呼ばせていただいている。先輩の名前を君付けにして呼べる会社多分QuizKnockだけ。
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作者名:重曹 | 作成日時:2021年9月23日 23時