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グクが私の顔に手を添えて優しく涙を拭ってくれる。





JK「もう泣くなよ」


『ご、ごめんっ、今泣き止、っ!』




一瞬、唇に軽く触れた感覚がして目が点になる。


間の前ではグクが意地悪そうに微笑んでいた。




JK「しょっぱい」


『なっ、ななななに、』


JK「もう1回」


『はいっ!?』




逃げようにも腰と後頭部に手を回されていて逃げ場がなくどんどんグクの顔が近づいてくる。



グクの匂いと体温が麻酔みたいになって
私の目もゆっくり閉じる。





…って、ちょっと待って


大事なこと忘れてない…?





『す、ストップ!』


JK「あぁ?なんだよ」


『グクっ、婚約者はどうなったの??』


JK「は?そんなもん最初っからいないけど」


『え!?じゃあ、私がもう付き合えないってカトクした日にグクが会ってた美人は…?』


JK「お前っ、見てたのかよ…あの人は親父の秘書」


『へ、』


JK「親父の誕生日が近かったからプレゼント選びに付き合っただけ」





ひ、秘書…


ってことは私…勝手に勘違いしてたってこと…?



うわぁぁぁん恥ずかしすぎる〜〜〜〜っ!






JK「はっはーん、それでお前俺と距離とったのかぁ?」


『う、うるさいなっ!私だってショックだったんだからね!』


JK「ふふ、まぁいいじゃん?今こうやって一緒にいれるわけだし」


『でも、』


JK「なに、まだあんの?」


『…ジョンヒョンさんとヘギョさんは、』


「それなら心配ご無用ー!」







私の言葉を遮って扉が思いっきり開き
話題になっていた2人が笑顔で入ってきた。





HG「私達の事なら気にしないで〜?」


『えぇ?』


JH「すまないね、Aさんにああ言ったのはちょっと試させてもらったんだ」


『試す…?』


HG「うちの子バカみたいにイケメンだしお金持ちだからそれ目当ての子も多くてね?」


JH「親バカなのは分かってるけどAさんがどうかを少し見させてもらってたんだ」


HG「その心配もなかったけどね〜」





えーっと…

ていうことは…


頭が追いつかずポカーンとしていると
ヘギョさんは私の肩を掴んでニッコリ笑った。





HG「合格よっ!」


『え』


HG「これからもうちの子をよろしくね?笑」


『は、はいっ』





なんで合格したかは分からないけど
とりあえずこれからもグクのそばにいられるって事だよね…?



グクを見ればまた嬉しそうに笑っていて
胸がキュンと高鳴った。



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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:恋愛
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みそ - ドキドキとキュンキュンをくれてありがとうございました!本当に面白かったです!きむななさんの小説、大好きなのでこれからも頑張って下さい!!応援してます!! (2019年11月1日 1時) (レス) id: e24f263bf8 (このIDを非表示/違反報告)
りなみな - すっごく面白かったです!!!最後のオチ、私はすごく好きです!!!きむななさんの作品好きなのでこれからも書いてくださると嬉しいです!!! (2019年10月29日 17時) (レス) id: 582ea50ce6 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 薔薇の所がめっちゃキュンキュンしたぁー!それにめっちゃ面白かったです(^-^)/ (2019年10月17日 2時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
美・ジ - 泣けました。はんとに終わり方もすべてがうますぎます。これからもたくさんの作品作ってください!本当に感動とドキドキで心がいっぱいになりました。ありがとう! (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6109de95ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - 終わり方うまい!キュンキュン止まらなかった!クグ〜サランへ?あぁ〜 \(>з<)/ (2019年7月14日 0時) (レス) id: ecb5fbfd63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きむなな | 作成日時:2019年5月13日 21時

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