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怒るべきなのかもしれないけど
あの男とのキスを忘れさせてくれるほどグクのキスが心地よかったから怒れない
『なんでまたキスなんか…』
JK｢お前がアイツにキスされたとか無理、マジでむかつく｣
『え』
JK｢だけど俺も、無理やりしてごめん…｣
悲しそうにそんな事を言うからとても怒ろうとは思えなかった…
『謝らないでよ…グクがキスしてくれなかったらずっと気持ち悪いまま…だった…』
JK｢…それって俺のキスが良かったって事？｣
『う、ん…』
今更ながら爆弾発言に恥ずかしくなっ来るも時すでに遅し。
グクはまたニヤニヤと笑い、グイッと顔を近づけた
JK｢何で良かったか分かる？｣
『わ、分かんない』
JK｢お前は俺のこと、嫌いじゃないってこと｣
『…？』
JK｢俺もお前のこと、嫌いじゃないってこと｣
分かった？って意地悪そうな顔で言ってるけど全然分からなくて首を傾げたら、グクは逆に首を傾けて私の口にチュッと音を立ててキスを落とした。
『ちょ…っ』
JK｢これが最後だから｣
『最後…？』
JK｢もうお前に、無理やりキスしたりひどい事しない｣
グクは真っ直ぐ私を見てそう言った。
だけど私は
……………いやだって思っちゃったよ
なんでかな
グクのキスが気持ち良かったから？
心地よかったから？
ううん、そんな理由じゃない気がする。
だけどどうしてか、悲しい気持ちが前に出てきて胸が締め付けられるように痛い。
顔を伏せて目線を落とすとグクが心配そうに覗き込んできた
JK｢どうした？どっか痛むのか？｣
『あ、ううん！大丈夫っ！』
JK｢ならいいけど、どちらにしろアイツはタダじゃおかない｣
…もう聞かなかった事にしておこう。
助けてくれただけで十分なんだけどな〜…
『あ…そう言えばどうして私の居場所が分かったの？』
ふと思った事を質問すると、グクは｢あー…｣とバツが悪そうに頬をかいて目を泳がせた。
JK｢…Aにキスしたこと謝りたくて門でずっと待ってたんだけど…お前を見つけてもなかなか声掛けれなくて遠くから見てたら男と消えたから…｣
『そっか…』
JK｢色々と、本当にごめんな｣
シュンと落ち込む姿が耳を垂らしたウサギに見えて可愛く見えてきたけど言わないでおこう(笑)
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みそ - ドキドキとキュンキュンをくれてありがとうございました！本当に面白かったです！きむななさんの小説、大好きなのでこれからも頑張って下さい！！応援してます！！ (2019年11月1日 1時) (
レス) id: e24f263bf8 (このIDを非表示/違反報告)
りなみな - すっごく面白かったです！！！最後のオチ、私はすごく好きです！！！きむななさんの作品好きなのでこれからも書いてくださると嬉しいです！！！ (2019年10月29日 17時) (レス) id: 582ea50ce6 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 薔薇の所がめっちゃキュンキュンしたぁー！それにめっちゃ面白かったです(^-^)/ (2019年10月17日 2時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
美・ジ - 泣けました。はんとに終わり方もすべてがうますぎます。これからもたくさんの作品作ってください！本当に感動とドキドキで心がいっぱいになりました。ありがとう！ (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6109de95ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - 終わり方うまい！キュンキュン止まらなかった！クグ〜サランへ?あぁ〜 \(>з<)/ (2019年7月14日 0時) (レス) id: ecb5fbfd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむなな
| 作成日時：2019年5月13日 21時
