第217話 ページ34
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軽い朝食をとったあと、全員でテーブルを囲む。昨日から立て続けにいろいろなことが起きて、まずは現状を整理しようということになったのだ。
議長の風間さんはどこからか紙とペンを持ってきて、わかっていること書き出した。
�．Εぅ襯垢農こκ�壊、壁の外は人が生きられる環境ではない
��吸血鬼と戦う組織に百夜が所属
�５△譴觚�込みは現段階ではなし
�い修里Δ繊屮劵ぅ薀�ケ」の人間から呼び出される
�チ反イ凌祐屬録�用できない
�Ψ海濃箸錣譴討い詆雋錣蓮峩愆�」？
「‥‥こんなものか」
「ヒイラギケ、ってなんでしょうね？」
「‥‥“柊”に、“家”じゃないですか？」
頭を捻っていると横から歌川がそう口を挟む。なるほど。「柊家」か。この組織は、おそらく1つの家によって統治されているのだろう。
「まるで貴族みたいですね」
「あながち間違いでもないだろ。百夜が言ってたしな、 “柊家直属”だって」
「あーなるほど」
「太刀川さんよくそんなこと覚えてましたね」
「馬鹿にしてんのか菊地原」
「話が頓挫するから突っかかるな太刀川」
手持ちの情報と昨日のAの話を合わせて推測してみると、この組織のトップは「柊家」だということになる。
そして、「ここの組織」=「柊家」とすると、「柊家は誰が味方か敵かわからず、味方だと思わせて裏切ることが多々ある」という風にまとめられるだろうか。
「‥‥随分とブラックな組織なんですね、ここ」
菊地原も同じ予想にたどり着いたのか、ぼそりと呟く。
軍事組織など後ろ暗いところは大なり小なりあるものだ。
ボーダーだって例外ではない。しかしこの闇深さはブラックどころではない。
「‥‥一瀬グレンは信用できるか、だな」
風間さんの言葉に、あの余裕そうな顔が思い浮かぶ。保護者や命の恩人と言ったり、好戦的な顔を見せたりする、彼。
「‥‥おれは、他の人たちよりかは信用できると思います」
「保護者を自称してるくらいだからなぁ」
「でも、“『なまなり』を安全基地にされても困る”って言ってましたし、俺は少し危うい気がします。
『なまなり』っていうのがよくわからないのもありますし‥‥」
むぅ、と全員で熟考。ただ1つわかるのは、情報が少なすぎるということ。Aからの言いつけもあるし、情報収集にも行けない。ならばあいつが帰ってくるまで待つしかないのか。
そこまで考えたとき、突然インターホンが鳴った。
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夏向(プロフ) - るい酸性さん» 読み返していただきありがとうございます！6は現在改変中でして、土曜日中に全体公開する予定なのでもうしばらくお待ちください！ (2023年2月11日 0時) (
レス) id: b371f4960f (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - 久しぶりに読み返しました！6のパスワード教えて欲しいです！ (2023年2月10日 17時) (レス) @page49 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏向 | 作成日時：2017年9月7日 19時
