62話 ページ13
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｢2年A組の猫谷だよ。一応君の指導員になっているけど、ただの生徒だしそこまで身構えないでいいからね。｣
｢1年C組の心操です。よろしくお願いします。｣
結局、天秤は貴重な個性＆相澤からの頼みに傾き、相澤に承諾をしたAはそれから数日後の放課後に心操人使という1年の生徒と初めましてをしていた。場所は体育館。Aと心操は体操着を着ていた。クッションではないがお互い初めて顔を合わせるということで相澤がいる。これはAからのお願いでもあり、突然見知らぬ先輩に今日からお前の面倒を見ると言われても飲み込めないだろうと考慮した結果だった。
今日も今日とて絶好調なAの猫被り具合に相澤は内心ため息を吐く。素のAに後輩との関わり方を学んで欲しくて設けた場なんだが。そんな相澤の思いを露も知らぬAは優しく頼れる良い先輩を続ける。
事前に相澤からヒーロー科の2年が手伝ってくれると聞いていた心操だったが、まさか2年のトップ(体育祭二連勝の名は有名である)が来るとは予想の範疇から出ており驚いていた。恐らく自分と似たような個性の持ち主がいると予測をつけていたからだ。
心操はAの個性を知らないが、己のような洗脳系のものではないと確信している。もしそうでないのならば体育祭のあの身体捌きは人間技ではない。
｢あの、本当についてもらえるんですか？｣
｢はい？｣
｢俺はヒーロー科じゃないからよくは知りませんが、猫谷先輩ほどの有名な人だったらインターンとかあるんじゃないかって。｣
｢Aが来るのは平日の放課後のみだ。インターンは土日に行っているから気にしなくていい。｣
相澤からの説明に合点が行った顔の心操は分かりました、と少しホッとしたように言った。確かに顔見知りでもなんでもない2年が自分のために時間を、それもインターンの時間を割いてまで来ているのかと思うと気が気でないなとAは思う。クマは凄いし体の線は細いし髪型も紫に染色した向日葵のようだが実はいい人なのかもしれない。Aは心操への評価を改めた。
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緑猫 - 紅月さん» ご指摘ありがとうございます！勘違いしてました…直しておきます！とても助かりました！！ (2020年2月1日 18時) (
レス) id: 609bae11e2 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 92話で、ねじれちゃんのクラス間違ってます！！3年A組ですよ！あと、お話とても面白いです！！ (2020年1月31日 12時) (レス) id: 70aadd4360 (このIDを非表示/違反報告)
(o^^o)ピコ(o^^o)(プロフ) - 緑猫さん» お返事ありがとうございます。分かりました!楽しみにしながら待っときますね!更新頑張ってくださいね (2020年1月1日 0時) (レス) id: 446dbb4469 (このIDを非表示/違反報告)
緑猫 - (o^^o)ピコ(o^^o)さん» コメントありがとうございます！99話まで解禁した後に全体公開をする予定ですのでもう暫くお待ち下さい！ (2019年12月31日 22時) (レス) id: 609bae11e2 (このIDを非表示/違反報告)
(o^^o)ピコ(o^^o)(プロフ) - コメント失礼します！前からこの小説お気に入りで、いつもワクワクしながら読ませていただいてます！ 続編のパスワードを教えて頂けませんか？宜しくお願いします。 (2019年12月31日 20時) (レス) id: bae95daf70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?
作成日時：2019年5月12日 19時
