eight兄弟の妹は8歳 。part3

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亮side


おかんが亡くなって
2週間、葬儀とかなんやらで忙しくて


赤ちゃんのことはそんなに構ってなかった…

というか、構う余裕なんてなかった…


こんなこと言ったら悪いのは分かっとるけど
おかんを返して欲しかった…



でもな、、、
侯にぃと信にぃとすばにぃが覗いとった

ベビーベッドの中におるりんを見た時にな


なんか、不思議な気持ちになってん


そこにおる、りんは笑ってて


心がふわぁってしてん


亮「章ちゃん…りんが笑っとる」

章「ほんまやな」

侯「かわええな」

す「おかんに似てるかもな」

信「ほんまやな！」


この3人はもう、おかんの死を受け入れてるんかな？

いや、受け入れとるんやない
受け入れようと頑張っとるんや…

そう思うと3人が本当に凄いなって思った


忠「…」


でも、末っ子の忠義は相変わらず、仏壇の前におる

あいつ最近ずーっとあそこにおるねん

まぁ、隆にぃもやけど


たつと隆にぃはおかんっ子やったしな


亮「たぁ、こっちおいで」

忠((ﾌﾘﾌﾘ

信「いつまでも、悲しんでたら余計におかんが悲しむんやで？」

忠「え…？」

侯「せやから、こっち来ぃや？」


いつもより優しいお兄ちゃん達の話し方


きっと忠義の気持ちも分かるから
否定はしたくないんやろな


でも、前に進まなあかんし…


亮「隆にぃもこっち来ぃや」

す「そうや、隆平、そんな顔隆平らしくないで」

隆「…ぅん」


忠義と隆にぃがベビーベッドに近寄って来た


章「かわええなぁ？」

忠((ｺｸﾘ

隆「…かわいぃ」

侯「かわいいな…」


それから、
1週間くらいは、まだ立ち直るのに時間がかかった


でも、俺らには仕事があるし
だんだん受け入れられるようになってきてん


それも、りんのおかげなんやで


前にも侯にぃが言ってたかもしれへんけど

泣いたり笑ったり
それが俺らの心を動かしてくれてん


それだけで心が動くんやで？凄いやろ…りんって

でもな、1つ問題があってん…それはおとん

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