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「おはよ」

「…おはようございます」


移動車が同じになったAに挨拶をする。

佐野玲於は、自分とどこか似た雰囲気を出しているAが嫌いではなかった。
むしろ、一緒に居て楽というか、共感できるところがいくつかあった。



「今日なんの撮影?」


何気なく聞いてみた玲於だが、内心少し緊張していた。


「…わかんないです」

「わかんないの?」

「詳細はいつも聞かないんです。全力で歌って踊るのが仕事ですから。」



余分な事を省いているAは、玲於の目にスッキリした人という形でうっつていた。


「ふーん」


そう言って窓の外を眺める。


「ごめんなさい、気、悪くしましたか?」


驚いた。
Aが謝ってきたから。


「全然、そんなこと、ない。」


初めてこんな近くでAの顔を見たかもしれない。

大きな潤んだ目に、筋の通った鼻。
プクっとした唇。
かわいくも、綺麗にもみえる。


少し片言になってしまった自分の声を聞いて、少し恥ずかしくなった。



「それじゃあ、お先に失礼します」



車を降りて歩いていったAの後ろ姿を見つめながら、
今度は笑顔が見てみたいと思った。

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作品ジャンル:タレント
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みるく(プロフ) - 慎さん» わざわざありがとうございます(^^) (2016年8月31日 7時) (レス) id: 07898d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
- 何度も続けてのコメントの投稿してしまいすみませんでした(>_<) (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- first×29のここの台詞 健さんからら目を伏せて自分のシューズを見つめる。 らが一つ多いのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- first×27のここの台詞 ただがシューズで…? これ正しくはたかがシューズではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 何度もすみません(>_<) first×24のここの台詞 なんか、お菓子以外のいろんなものを貰った気がする。 心がけ軽くなった。 けは必要ないのではないでしょうか? (2016年8月31日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2014年12月20日 14時

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