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Aside
『殺す?そんなものできるわけ!?』
シジマ「あなた方が気づいていらっしゃるようにここは偽物の世界。」
シジマ「なら、この世界に価値など無いのだと証明してください。」
四番は紙に武器を書いた。
そしてそれは本物になった。四番の力だろう。
シジマ「お二人はこのような武器で二人を殺してください。」
シジマ「零番さん、大切な人を一人殺してください。」
『え?』
私が死なないと崩れに世界で…
シジマ「あなたの思い人はあなたの分身です。多分六人いますよね?」
シジマ「お手数ですが六人全員殺してください。」
四番の顔が目の前にあるのに何も言葉が出なかった。
この世界から出るには…六人を…偽物の世界でもそんなこと…
光「逃げましょう!二人とも!」
払い屋に手を引かれ外に出た時でさえまだ言葉が出なかった。
寧々「できないよ…殺すなんて…」
私は座り込む二人の元を静かに離れて校舎に戻った。
誰もいないことを確認して顔をうずめて座り込んだ。
どうしたらいいのかわからない。
何が正解なのかわからない。
ぐるぐるといろんな思いが頭を回る。
「どうしたの?」
七番の声が私に問いかけた。
顔を上げるとニコニコしている七番…いや
『司…』
彼もまたこの世界に来ていたのか…
司「Aなら殺せるでしょ?」
なんだ、お前は全部知ってるんだ。
殺せないよ。みんなの事。
司「さっさと殺しちゃいなよ。戻りたいんでしょ?」
バシっ
『いい加減黙って。』
司「わあ!ちゃんと変身できるんだ!」
怪異の姿に変わり攻撃したものの簡単によけられてしまう。
司「あんまり居すぎると、全部忘れちゃうらしいよ?ばいばい!」
大きな筒を抱えてどこかへ走り去ってしまった。
どっちも正解でどっちも間違ってる気がするんだ。
選べないよ、
みんな。
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リリアン - 凄く面白かったです!この後の続きを書いて欲しいです。勿論無茶は、しないでくださいね💦これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます✨ (2022年2月3日 21時) (レス) @page23 id: d3b8ec110c (このIDを非表示/違反報告)
、 - 更新頑張ってね!応援してます! (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
れなな - 作者サーン43話しじめさんになってるよ! (2022年2月2日 1時) (レス) id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - わわ私も!生贄になる!夢主ちゃんを………どーかハッピーエンドに!! (2022年2月2日 1時) (レス) @page23 id: a3aa2404cd (このIDを非表示/違反報告)
咲楽 - …?夢…主…ちゃん…?私がいけにえになります!夢主ちゃんを返して下さい (2022年1月6日 3時) (レス) @page23 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひかり | 作成日時:2020年12月7日 0時