怪異が恋したお話「すとぷり×地縛少年花子くん」2

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『さとみ！？』


さとみ「はい。さとみです。」

『どうしよう！七番が！』


さとみ「七番？」

『花子さんだよ！』


ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ…

莉犬「さとちゃん、Aいた？ってあ、いるじゃん。」


さとみ「莉犬、七番って何？」

莉犬「え？俺の出席番号。」

どうして。どうしてわかんないの。

『それに私浮けなくなってる！』

莉犬「いつから空飛べるようになったのさ。」

『死んでからだよ！』

さとみ「お前熱でもあんのか？」


どうしよ。話にならない。

何か違う。

さとみ「ほら、帰るぞ。」

グイッ……

『帰るって…私は神社に……』

莉犬「ほんとにどうしたの？おばさんが今日カレー作ってくれるって騒いでたじゃん。」

母さん？

母さんとは死んでから会ってない。

多分すれ違わない限り合わないだろう。


ﾀﾞｯ!!

さとみの腕を振りほどいて女子トイレに走った。


『七番！！』


いつも呼べば出てくる。

どうして……



そうだ。



ここはもう







絵の中なんだ。

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