魔法のような儚い君

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『どういうこと…』

ころん「僕はAを独り占めにしたいだけ。でも、逃げそうだから。」

ｶﾞﾁｬﾝｯ!!!

『いっ！！』

手首に付けられた冷たい鎖。

「監 禁」の言葉が頭をよぎった。

『っ…』

ころん「どうしてそんなに可愛いの？触ったら壊れそうなくらい弱そうなの？」

ジリジリと近づき、ベットに乗ってくるころんくんに

恐怖で抵抗することが出来なかった。


『やめて…ころんくん…っ…』

ころん「怖がるA、僕好きだなぁ…あはは…」

ころん「ずっとここにいてね？」

『いや…やだ…』

私は必死に首を横に振った。

それが気に食わなかったのか、ころんくんの表情は変わった。

ころん「なんでそんな事言うの？」

そっと私の頬に右手を添える。

ころん「今ここでキスしてもいいんだよ？」

顔が近づく。

こんな恐怖のキスなんていらない。


私は必死に拒んだ。

涙が溢れた。

結局、信用してた人まで私は狂わせてしまったんだ。

ころん「なんで泣いてるの？」

『ひっ…うぅ…こんなの…ころんくんじゃない…』

ころん「は？」

ｷﾞﾘｯ!!

『あっ…』

付けていたネックレスを締め付けられる。

痛い…苦しい…


ころんくんは苦しむ私を見て笑っていた。

ころん「僕のものになってよ。大切にするから。ね？」

私はかすれた声を出した。

『ころ…くん…やめ…て…』

ころん「っ…」

ころんくんの力が一瞬緩んだ。

ﾊﾞｧｧｧﾝﾝﾝ!!!


ころん「え？」









さとみ「なにしてんだよ。ころん。」

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