世界の不思議に恋をする

19話 ページ20

ころんside


あーあ、負けちゃった。



やっぱり○○には勝てないな。


君の意志の強さも、優しさも全部知ってるのに。


よく考えたら、確かにこんな弱い僕に守れるわけないよね。




僕はステージの上に倒れた。




でも、痛くない。


ボロボロだけど痛くない。




コツコツと近づいてくるキュアストロベリー。




ころん「…っ！！姫…！！」


下から見上げたキュアストロベリーは確かにあの○○だった。



○○はゆっくり僕に近づいて上半身を抱き上げてくれた。




ふわっと甘いにおりが香る。




ころん「姫…すみません。あの時…守れなくてっ！！僕…僕っ！！」


○○は口は開かなかった。でも脳内にしっかり聞こえた。


”大丈夫、ころんの思いと強さは知ってるから。いつも通りに○○って呼んでよ。”

ニッコリ微笑む○○。



ころん「…ありがとう、○○。」



・





Aside



倒れたころんくん。


また新技出ちゃった。



ころんくん…大丈夫かな？


ﾄﾞｸﾝｯ!!



ここらかあまり記憶が無い。




・




○○side


ごめんね、ころん。


辛い思いさせて。知ってるから。分かってるから、ちゃんと。



君の本当の強さも、本当の優しさも。




だから君たちが大好きなんだよ。





ありがとう。






もう少しだけ…





私が目覚めるまで






待ってて。

20話→←18話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す