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Aside

もうダメだ。

足に力が入らない。

ココ最近、ろくに食事すら貰えなかった。

その状態であんなことしたから空腹からの目眩と吐き気。

座ると、地面が回っているかのように体が揺れる。

お腹が空いた。なんて感情はなく、ただ苦しい。

細めていく目に映る。

遠くに人がいる。

2人?3人?それとも幻覚?

早く逃げなくちゃ…また、捕ま…ちゃ…う…




さとみside


ころん「見回りめんどい…」

愚痴をこぼすころん。

俺だってバカめんどくせーよ。ほとんどお散歩気分だもん。

どうせ、今日も異常なんてありゃしない。

ころん「あれ、あそこ誰か倒れてるよ。」

さとみ「酔っぱらいだろ。ほっとけ。」

ここら辺は、意識すらない酔っぱらい共が時々いる。

そして、潰れてる。

ころん「え?でも、髪がボブだよ?」

さとみ「ボブのおじさんだろ。」

ころん「そんなのいるわけないじゃん。」

ころんがあまりにも興味を持って近づこうとするので仕方なく俺もついて行く。

どうせ、カツラでも被ってんだろ。

それかOL。

ころん「え、この子。俺と同じくらいの歳の子だよ。」

さとみ「は?」

17ってこと?

いやいや、ここにいる所か、この時間に外にいるのもおかしいぞ。

そういえば、星姫がいる組…

その子は酷く血にまみれていたけど、全部返り血。

まさか、金木犀組は…星姫が?

この子が…星姫?

ころん「さとみくん…どうする?」

星姫はどの組も欲しがる存在。

高い身体能力と戦闘における才能が抜群と噂だから。

それも、少女だ。

任務にも行かせやすい。

逃げてきたのだろう。金木犀組を打てるのはな組と…多分この子くらいだろう。

今、見逃せば他の組に捕まり驚異となる。

俺は星姫を抱き上げた。

ころん「ちょ、さとみくん!?」

星姫の体は小さく、驚くほど軽かった。

この歳の体重じゃねーな。

腕もとても細い。

顔色も悪い。

さとみ「帰るぞ、ころん。」

星姫は、なかなか目覚めなかった。

悪夢を見ているようにうなされ続けていた。

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作品ジャンル:ファンタジー
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Ri_(プロフ) - @雨粒(`・∀・´)@推しを笑顔に!!さん» ありがとうございます!とても嬉しいです(´;ω;`) (2020年9月24日 19時) (レス) id: b730aebedb (このIDを非表示/違反報告)
@雨粒(`・∀・´)@推しを笑顔に!!(プロフ) - めぇぇっっちゃ好きです!こういう系好きなので…好きな作者さんが作ってくれて嬉しいです!応援してます! (2020年9月24日 17時) (レス) id: bf4b9d8135 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひかり | 作成日時:2020年9月13日 21時

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