君がいるから…頑張れる!の段 ページ8
伊作「…A」
「‥‥先輩、後輩たちも待っていますよ?
今は確かにぎくしゃくしているかもしれませんが、あの子たちはきっとどんな顔をしてあったらいいかわからないからです。
もし、悪いと心の底から思うのなら、今度の委員会の時に先輩が顔を出してください
先輩のその誠意を見せる時ですよ?」
伊作「‥‥でも、伏木蔵達僕たちの姿を見るだけで怯えてしまうんだ…
ぼくなんかが顔を出したら…」
「いえ、伊作先輩が早く戻ってきてほしいと彼らも心の底から思っています
いつも話していましたよ?
先輩一度、彼らとよく話し合ってはいかがでしょう‥‥‥‥?
確かに溝を戻すことは簡単じゃないですが、長年付き合ってきた絆はそんなにもろい者じゃないはずですよ?」
伊作「‥‥うん、‥‥そうだね
わかった、明日の委員会で話してみるよ」
「はい、僕も側にいますから‥‥勇気を出してみてください」
伊作「ありがとう、Aも無理をしないで今日はゆっくり休んでね」
伊作先輩はそういうと自分の部屋に戻っていった
これで、保険委員会は大丈夫‥‥だよね?
その翌日、新野先生に診察してもらい安静にしていると保険委員の数馬と左近が現れた
「‥‥あ、数馬と左近どうしたんだい?こんな朝早く」
数馬「今日は僕たちが当番の日なんです」
左近「それに、先輩の容態も少し気になったので早めに来たんです」
「そうか、‥‥ありがとう。僕は大丈夫だよ‥‥」
その言葉を聞いて二人はどことなくほっと安どのため息を吐く。
「左近たちは、皆が正気に戻ってから誰かと話したかい?」
二人はお互いに口を閉ざした
「「‥‥」」
これは話していないとみて間違いなさそうだ
「‥‥そうか、伊作先輩とも?」
二人は静かに頷いた
「二人は‥‥まだ、怖いの?」
左近「‥‥怖いのかもしれません、正直僕は伊作先輩に失望しました
だって、同じ保険委員であるA先輩まで忘れてしまう上に、先輩を殺そうとしたんですよ!!」
数馬「僕も、‥‥先輩たちと遠くで見かけるだけで天女様がいたときのあの、怖い雰囲気に怖気ついちゃって、‥‥足ががくがくしちゃって‥‥その場から動けなかったんですよ
いつもは僕もしょっちゅう忘れられるから慣れていたんですけど、こういう時に限って先輩たちの警戒心オーラが凄いんです‥‥乱太郎も泣きだしちゃうし‥‥」
「そっか‥‥」
左近「先輩はどう思われているんですか?」
下級生の決意の段!!→←記憶の走馬灯の段 伊作sideその参
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おんぷ - なんか、完結状態になってますがいつか続きが読みたいです。 (3月20日 0時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - テマリさん» 初めましてうれしいコメントありがとうございます!ほかの委員会の展開どう直そうか悩んでて中々更新できない状態でいました!何度も読んでくださりありがとうございます!何とか完結できる鵜ように頑張りますね! (2023年4月9日 23時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
テマリ - 初めまして!ずっと前から何回も見直して毎回泣いてます。主君の儚い想いが伝わってきて、どんな最後になっても忍たまのみんなが主君の事を忘れないでくれると嬉しいです。明日も明後日もこの作品を読み続けたいと思います! (2023年4月9日 2時) (レス) @page24 id: 605f236d29 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - もんちゃんさん» 初めまして、うれしいコメントありがとうございます!最後のほうは、まだ展開を決めていないです。なので結末が更新されるまで楽しみにしていてくれると嬉しいです。天女作品は初めてなんでグダグダで申し訳ないです。 (2022年10月23日 12時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 初めまして!!物語の内容がとても好きです!!一度壊れた信頼って取り戻すの難しいですよね。主君には頑張って欲しいです!!質問なんですけど最後に主君は亡くなるパターンですか? (2022年10月22日 9時) (レス) @page23 id: 46474643e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼真 x他1人 | 作成日時:2020年6月27日 23時