記憶の走馬灯の段 伊作sideその弐 ページ6
「僕は上級生でありながら、ケガをしたものを敵味方関係なく治療される先輩の姿を見て
不運体質でありながらも、めげずに前向きに立ち向かう
そんな伊作先輩を…僕は尊敬していたんです…体が弱くて体調をしょっちゅう壊してしまう僕も見捨てずに毎日気にかけてお世話をしてくださいました…
だから、そんな先輩だからこそ、あなたのいる保険委員会に入りたいと思ったんです。
あなたの役に立ちたいと…
僕はそんな先輩に存在自体を忘れられて…とても悲しかったです…。」
伊作「…く、草薙…?」
「…残念ですよ…伊作先輩、そこから出られるといいですね…それでは」
伊作「ま、…待ってくれ草薙!!僕を見捨てていくのかい!?」
「……先に見捨てたのは…伊作先輩のほうですよ…」
伊作「…ぅぅ、……そんな、…草薙があんな奴だったなんて…
うわぁああ〜!!!」
この時の僕は、本当にAが悪人に見えて絶望の叫びをあげていた
その時に留さんが僕を探しにやってきてくれた
食満「…お前…確か五年生の草薙だったよな?
伊作を落とし穴に嵌めやがったのか!?」
「…ぐぅ、…ち、違いますよ!僕は助けようとしたんです」
伊作「…違うだろう?君は…僕に失望して助けようとせずに見捨てていこうとしていたじゃないか」
と僕の悲痛の声が聞こえてさらに力を強めてきたためにAは少しずつ押し負けて言った
食満「てんめぇ、許さねぇ…よくも伊作を!!」
この時の僕も妖術に掛かっていたせいでAが悪い奴と決めつけて咎めるように言ったせいで…
やめて、留さん!違うんだ!
Aが悪いんじゃないんだ!!
「……ちぇ、ばれちゃいましたか…はぁああ〜!」
食満「ぬおっ!!ととと…お前…細腕のくせにどこにこんな力を残してやがった!?」
「…ふっ)僕は天女様の周りに毎日ぞろぞろといるあなたたちとは違って
鍛錬していますからねぇ…先輩こそ、毎日鍛錬しているんですか?
忍術学園一武道派がこれでは…聞いて呆れますね」
食満「上等じゃねぇか!!俺と勝負しろぉお〜!!草薙ぃいい〜!!」
「…はぁ、はぁ……」
Aは得意武器の双剣を取り出し応戦する。
騒ぎを聞きつけて他の上級生たちもやってきた
小平太「何の騒ぎだ!!」
長次「…これは…どいうことだ?」
文次郎「見ればわかるだろう!!伊作を落とし穴に嵌め攻撃したところを留三郎が防いだということだろう!」
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おんぷ - なんか、完結状態になってますがいつか続きが読みたいです。 (3月20日 0時) (レス) id: 4cbcaaccff (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - テマリさん» 初めましてうれしいコメントありがとうございます!ほかの委員会の展開どう直そうか悩んでて中々更新できない状態でいました!何度も読んでくださりありがとうございます!何とか完結できる鵜ように頑張りますね! (2023年4月9日 23時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
テマリ - 初めまして!ずっと前から何回も見直して毎回泣いてます。主君の儚い想いが伝わってきて、どんな最後になっても忍たまのみんなが主君の事を忘れないでくれると嬉しいです。明日も明後日もこの作品を読み続けたいと思います! (2023年4月9日 2時) (レス) @page24 id: 605f236d29 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - もんちゃんさん» 初めまして、うれしいコメントありがとうございます!最後のほうは、まだ展開を決めていないです。なので結末が更新されるまで楽しみにしていてくれると嬉しいです。天女作品は初めてなんでグダグダで申し訳ないです。 (2022年10月23日 12時) (レス) id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 初めまして!!物語の内容がとても好きです!!一度壊れた信頼って取り戻すの難しいですよね。主君には頑張って欲しいです!!質問なんですけど最後に主君は亡くなるパターンですか? (2022年10月22日 9時) (レス) @page23 id: 46474643e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼真 x他1人 | 作成日時:2020年6月27日 23時