Order.[ky] ページ6
Advice.[ky]の後日談となっております。
先にAdvice.[ky]をご覧頂ければと思います。
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「ほい、アイス」
「…あ、あり、がとう」
いつもなら秒で食べ終わるはずの大好物のソーダアイスが一向に進まない。
袋すら開けれない。
Aを抱いた、しかも無理矢理。
その事実が身体に重くのしかかる。
Aはもうすっかりアイスを食べ終わっていて、何事もなかったかのように椅子に座っていた。動きがぎこちないのも無理はない。
「好きってこと？私を｣
声が震えている。
いつも俺の近くで話していたのに今ではこんなにも距離があいている。友達どころかきっと縁を切られてしまうのだろう。俺はそれだけの事をしたのだから。
今更悔やんでももう遅い。終わらせよう。
「うん、ずっと好きだった。｣
本当にごめん。と深く頭を下げる。
Aのぐすぐすと泣く声が聞こえて俺は酷く胸を痛めた。どんな罵倒を浴びせられようが構わない。
「じゅ、順序が、違うじゃんかぁ、ばかぁ！｣
「…はい？｣
想像していた言葉とは真反対のものが返ってきて、間抜けな声が出た。
「私だってキヨ好きなのに、一方的に抱いてくるし！｣
思わず耳を疑った。
今、Aが俺を好きだって言った？
ついに頭がおかしくなったのか、俺が。
そんな素振りあったのかと色々思い返そうとしたが、
Aが俺に抱きついてきて、もう何が何だか分からなくなってきた。
「お、お前、俺の事、いや、いつから｣
「ずっとアピールしてたのに、キヨだからいいよって何回も…」
「それって…そういう意味だったの？｣
ぽかぽかと俺の胸板をか弱く叩く腕を引く。
キャミソールがはらりとはだけて、白い肌にいくつもの俺がつけた赤い印が点々と並ぶ。
先程まで俺の罪悪感の象徴だったソレは途端に物足りないと思う程に愛おしく見えた。
「わかったなら、はやく｣
「え…｣
「はやく好きって言ってよ…｣
まだ涙が流れる小さな頬を両手で優しく包み込む。
「A、好きだよ。｣
Aは満足したように微笑み、俺の首に手を回した。
照れ隠しなのか、俺の襟足をクルクルと弄る。
Aの身体からは微かに俺の香水の匂いがした。
「私も好きだよ、キヨのこと。｣
小さな身体をもう一度引き寄せて、艶やかな唇に優しくキスをする。
それは甘くて薄いソーダの味がした。
Possessive .[rtrt]→←Pudding.[uszw]
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シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 読んでくださった皆様に感謝です(т т)だいぶ痛みも少なくなってきました！複雑骨折ではないのであと数週間で治ってくると思います(˶ᐢᗜᐢ˶)心配してくれてありがとうございます、とても励みになります⸝⸝> <⸝⸝ (2022年12月18日 0時) (
レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
ななちき(プロフ) - 評価１００個おめでとうございます！！怪我の具合はどんな感じでしょうか…早く完治することを願ってます！頑張ってください！♡ (2022年12月17日 20時) (レス) id: f88a542426 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - はなさん» ありがとうございます頑張って治します( ߹ ߹ ) (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 初めまして！見つけて下さりありがとうございます！どんな話も神作と言われるように頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ゆたんぽさん» 優しいコメントありがとうございます…初めての骨折だったのでこんなに痛いのかとビックリしました…更新された時はまたよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノノメ。 | 作成日時：2022年9月1日 4時
