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うっしーは確か、このプリンをストックする程大好きで、私がねだるから仕方なく食べさせてくれてただけであって…
え？どういう事だ？
「ぷっ…くく…あはは！」
二日酔いの頭をフル回転させていたのに、うっしーの豪快な笑いに全て持っていかれた。ハテナを浮かべる私をみて鈍感だなと更に笑う。
「ごめんな、あの店主さんに全部聞いちゃったわ｣
「てん、しゅ…？｣
「うん」
テンシュサンニゼンブキイタ…？
「…は、はいい！？」
つまり、全部バレたってこと！？
あの終電逃したふりも、わざと酔ってるってことも！？
「そ…んな…あぁ…｣
あまりの恥ずかしさに全身から火が出てるんじゃないかと思うぐらいに熱くなっていく。汗も止まらない。
顔を手で覆い、声にならない叫びをあげた。
相変わらず、嬉しそうに笑ううっしー。
もうどうにでもなれ、もっと笑ってくれと落ち込んでいるとうっしーの手が私の頭を撫でた。
「なに？落ち込む要素あった？｣
「だってだって…引いたでしょ…」
「さっき俺、Aに鈍感だって言ったでしょ｣
あまりにも優しく撫でるもんだから指の隙間からちらりと彼の顔を覗くと、照れくさそうに頭をかくうっしーと目が合った。
「好きだよ、A｣
ずっとずっと、望んでた言葉が私に向けられる。
信じられない、ここまできて夢じゃないよねと頬を叩くとピリピリとした痛みが広がり、これは現実なのだと訴えてくる。
途端、涙と同時に溢れ出てくる想い。
「す、好きですうう…ずっと前から…う、うっしーの事が好きだったの…」
「うん可愛すぎ。A、抱きしめていい？｣
「強めでお願いします…｣
「ははっ、ハイボールじゃないんだから」
泣くなよ、と私の涙を指で掬い、流れるようにキスをした。唇が離れて目が合う頃には自然と涙が止まってて笑みが溢れた。
朝日に照らされる貴方の笑顔がこんなにも素敵だなんて知らなかった。
抱きしめてくれる貴方をなんの躊躇もなく抱きしめ返せる事がこんなにも幸せだなんて知らなかった。
「うっしーのこと、知らないことだらけだ」
「これから知っていけばいいじゃん」
それもそうだと笑い合う。
もう我慢しなくていいんだと、今度は私からキスをすれば同じ事を考えていたのかもう1回、と引き寄せられる。
それがどうしようもなく嬉しくて、止まったはずの涙がまたひとつ頬を伝った。
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シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 読んでくださった皆様に感謝です(т т)だいぶ痛みも少なくなってきました！複雑骨折ではないのであと数週間で治ってくると思います(˶ᐢᗜᐢ˶)心配してくれてありがとうございます、とても励みになります⸝⸝> <⸝⸝ (2022年12月18日 0時) (
レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
ななちき(プロフ) - 評価１００個おめでとうございます！！怪我の具合はどんな感じでしょうか…早く完治することを願ってます！頑張ってください！♡ (2022年12月17日 20時) (レス) id: f88a542426 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - はなさん» ありがとうございます頑張って治します( ߹ ߹ ) (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ななちきさん» 初めまして！見つけて下さりありがとうございます！どんな話も神作と言われるように頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
シノノメ。(プロフ) - ゆたんぽさん» 優しいコメントありがとうございます…初めての骨折だったのでこんなに痛いのかとビックリしました…更新された時はまたよろしくお願いします！ (2022年11月21日 19時) (レス) id: d09763f888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノノメ。 | 作成日時：2022年9月1日 4時
