13#守ってやらないとな ページ16
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もうあの城の中ではなかった。
蓮「っ、三崎さん、大丈夫？」
貴「…っ(コクッ」
あんな必死でガムシャラになったの…初めてだ。
竜「つかお前…なんであの世界にいたんだよっ？」
貴「？…？？」
竜「あ？もしかしてわかんねぇのか…？てかあれは？端末！」
蓮「あ、これ…」
雨宮くんはポケットから端末を取り出した。
私のPDAだ。
蓮「落ちてた。壊れてないみたいだから大丈夫だ」
貴『ありがとう』
なんか…疲れた。
貴『ごめん。私先に帰るね』
竜「ああ、そうしろよ。疲れた顔してんぞ」
蓮「送ろうか？」
貴『大丈夫』
じゃあね、と伝えて私は帰路についた。
雨宮蓮side
坂本と一緒に牛丼を食べて今日のことと俺が前歴になった理由を話した。
坂本との絆が深まった気がする。
竜「なあ、お前って三崎と仲良いの？」
蓮「いい、のかな…転入した日にすごい親切に接してくれたんだ。すごい優しいよな、三崎さん」
竜「マジかよ。でも、なんかわかるな…あんま話しかけたことねえけど、離れた距離から見ても、優しい雰囲気があんだよなぁ」
蓮「……学校のみんな、なんで三崎のこと変な風に見たりするんだ？」
竜「秀尽に入学してしばらくたったある時、周りのみんなは三崎を相手にするのが面倒とかどうとか言い出したんだ。あの端末の文字を最後まで読むのが面倒とか、優しすぎて何も言わないから便利とか…
噂で聞いただけなんだけどよ……声が出なくて、片耳が聞こえづらい奴なんだって。昔バイオリン弾いてたみてぇだけど、今はもうやってないらしい。
何抱え込んでるかわかんねえけど、時々笑って誤魔化したり、いつも笑顔だからミステリアスだとか噂されるようになっちまった」
笑っていて何が悪いんだ。
だけど三崎さんが声を出せなくなったのは、きっと心に何かショックなことがあったからなんだ。
竜「あいつもちょっと鴨志田に目ぇつけられてんだ。もっかいバイオリンを弾けだのなんだの、その時の三崎の表情はすげえ辛い顔してた」
蓮「バイオリンを弾けない理由がある…」
竜「あの野郎…声が出せないことをいいことに、手ェ出しやすいってか？ふざけんなよっ」
そうだ…彼女は助けを呼べない。
鴨志田にとってはある意味都合がいいのかもしれない。
蓮「守ってやらないとな」
竜「おうよ！」
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黒なっち(プロフ) - ルナさん» あざまぁぁぁぁぁす！！！(≧∀≦) (2020年12月29日 19時) (
レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 初見です、ストーリーがおもしろくて良かったです。夢主ちゃん可愛いですね( ≧∀≦)ノ応援してます！ (2020年12月29日 17時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» ありがとうございますww。あ、知識量やらせていただきました(・ω・)ノ影��蒼似さんもコロナ気をつけてください！！ (2020年4月29日 17時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
影��蒼似 - 黒なっちさん» え”！？あ、ありがとうございます…？僕も今作品を書いていて、黒なっちさんの文才がすごくて、つい書いてしまったんですけど…。黒なっちさん、どうか自分の文才を大切に…。あと、コロナには気をつけてください！キリッ(｀・ω・´)ゞ (2020年4月29日 17時) (レス) id: c6aa45914a (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» この作品で一番最初のコメントありがとうございます！！夢主ちゃんの能力設定嫌ってなくてよかった…(>_<)文才あげます(・ω・｀) (2020年4月29日 0時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2020年3月14日 1時
