5#私にしか見えない蝶々 ページ8
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貴女side
鴨「三崎！」
貴「！？」
鴨志田、先生…
高巻さんだけでなく、私に話しかけたりする。
他の部活動の生徒で期待のある女子部員(顔がいい)に猫被って話しかけたりするところを見たことがあった。
そして今、私に……
貴「？」
鴨「これから帰るのか。天気はまだ悪いし……
ああ、そうだ！大事なことを伝え忘れていた。
お前のクラスに来た転校生、あいつには気を付けろよ？
お前の輝かしい未来に傷がついたら大変だ」
貴「……」
鴨志田先生の言う「私の輝かしい未来」とは……
私の音楽のこと……バイオリンのことだった。
鴨志田先生はスポーツ界の美人生徒にしか興味ないと思っていたけど…
期待のある女子にはやはりいい言葉をかけようとするのだろうか。
音楽には興味なさそうなのに、調べたのか私がバイオリニストだったと知って、やたら私に話しかけてくる。
戻そうとしているのかな…
もう…私はバイオリニストじゃないのに。
なのにこの人は……っ
鴨「それで〜どうだ？もう一度バイオリニストに戻る話、考えてくれたか？」
貴『すみません。まだ…』
鴨「そうかぁ。やはり勿体ない！先生も校長もお前に期待している。
お前のお母様はプロのバイオリニスト。その後を継ぐお前がバイオリンを弾かなきゃ、亡くなられたご両親が悲しんでしまう」
なんで…継ぐって話を勝手に持ち込んでくるの。
バイオリンを弾かないのも、片耳が聞こえづらいのも、声が出ないのも知ってるじゃない。
こんなに辛くてやめたのにっ。
のうのうとバイオリンなんて弾きたくない！！
モブ先生「ああ！鴨志田！」
鴨「ん？おや○○先生。すまんな三崎、気を付けて帰るんだぞ？」
貴「…っ」
よかった…偶然か、あの先生が鴨志田先生に話しかけなかったら…もう耐えられなかったかも。
貴「(はやく帰ろう…)」
＿＿＿'' ヒラヒラ…"
一匹の蝶が舞っていた。
貴「！？」
なに、この蝶々…赤黒い。
こんな見たことない目立ちそうな色をしているのに、なんで皆この蝶を見ないの？
まさか…私にしか見えてないの？
貴「？」
その赤黒い蝶は鴨志田先生の周りを飛んでいた。
貴「(気味悪い…)」
見なかったことにしよう…疲れてるんだ、きっと。
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黒なっち(プロフ) - ルナさん» あざまぁぁぁぁぁす！！！(≧∀≦) (2020年12月29日 19時) (
レス) id: f4f1e6d7c3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 初見です、ストーリーがおもしろくて良かったです。夢主ちゃん可愛いですね( ≧∀≦)ノ応援してます！ (2020年12月29日 17時) (レス) id: 5abf626923 (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» ありがとうございますww。あ、知識量やらせていただきました(・ω・)ノ影��蒼似さんもコロナ気をつけてください！！ (2020年4月29日 17時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
影��蒼似 - 黒なっちさん» え”！？あ、ありがとうございます…？僕も今作品を書いていて、黒なっちさんの文才がすごくて、つい書いてしまったんですけど…。黒なっちさん、どうか自分の文才を大切に…。あと、コロナには気をつけてください！キリッ(｀・ω・´)ゞ (2020年4月29日 17時) (レス) id: c6aa45914a (このIDを非表示/違反報告)
黒なっち(プロフ) - 影��蒼似さん» この作品で一番最初のコメントありがとうございます！！夢主ちゃんの能力設定嫌ってなくてよかった…(>_<)文才あげます(・ω・｀) (2020年4月29日 0時) (レス) id: 29eca2b325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒なっち | 作成日時：2020年3月14日 1時
