136夜*出来るまで禁止 ページ7
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五「夜蛾学長が作った呪骸だよ。
それは呪力を流すと今みたいに猫パンチしてくるからね」
貴「痛くないけど…びっくりしすぎて心臓に悪い…」
五「これからやるのはそういう訓練だよ。
自分の呪力の放出をコントロールする、これが今回のAの課題。
今まで自覚なしで呪力をコントロールしていたんだから出来るよ、君ならね。
大丈夫♪ほら僕でさえちゃーーんと制御出来てる!!だから出来る!!
ちなみにそれ出来なければ交流会出るの禁止ね。見学もなし」
貴「Σえ!?」
五「10分の1以下くらいは放出抑えてね〜」
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_____そうして最初に戻る。
釘「ほーんとそれでよく今まで生きてたわよね」
パンダ「呪力出しまくっていたら呪霊にパックンチョされてたとこだしな」
狗「おかか」
真希「つーかそれ出来なきゃ交流会出るの禁止って鬼かよ。交流会終わった後でもいいじゃねえか」
伏「確かにそうかもですが…逆に今させた方が案外いいかもしれませんよ」
釘「なんでよ」
伏「例えば京都校の一級術師の東堂だ。
何も自覚せずに呪力の放出を抑えなかったら隠れていても、あいつなら簡単に気づかれる場合もある。
なら今コントロールして、最低限の気配も抑えれるようになればいい。
現にA、お前式神に呪力を流す時、量も質も考えずにやってたろ」
貴「!!そ、う…」
何も考えずに呪力を式神に渡してた。
真希「…万が一って事か。
式神もAの呪力を纏っている事になるから、下手に呪力ポイポイ受け流されたらいつか力加減も知らずにやられちまう…」
パンダ「出すタイミングを練ろってこったな」
呪骸【ニャア!!((ฅ`•Д•´)=○】
貴「Σんぐ!!!」
釘「今更呪力底なしのAにはきっついわよ制御って」
伏「……まあ何とかなるだろ」
狗「明太子!しゃけ!」
操作って…制御って
コントロールってなんだっけ←
それから数日の間、呪骸を持ちながら訓練を続けた。
本当に今更…力の制御、なんて無理がある。
今までどうやってたのかも思い出せない
何も考えずに呪力ポイポイ出してた私が悪いんだけど…
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作者名:黒なっち | 作成日時:2024年10月25日 23時