175夜＊羽化と現象 ページ46
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東「3人を連れて”帳”を出ろ。
西宮曰く、この”帳”は対五条悟用で俺達は問題なく出入りできる。
状況を察するにあの呪霊は俺達の抹殺とマイエンジェンルの捕獲だろう」
伏「待て！！いくらアンタでも＿＿＿」
虎「伏黒＿＿＿＿＿大丈夫」
そう言い放った虎杖の表情に以前自分が少年院で虎杖を置いて離れたことを思い出した。
虎杖の言葉に詰まるものの、様子はただ無策で言っているようではなかった。
あの時とは…違う
東「気づいたようだな。
羽化を始めた者に何人も触れることは許されない。虎杖は今そういう状態だ」
俺も真希さんも動けない。
Aも体力を削られて動きにくいはず
伏「次死んだら殺す！！」
虎「そんじゃ、死ぬワケにはいかねーな」
ﾊﾟﾝﾀﾞ「はーい行きますよー。あ、でもAどうするか…」
貴「恵を優先してください…森には呪霊はいません。移動だけなら…呪力は少量で朱雀に任せれば大丈夫です」
伏「悪い…A」
貴「恵と真希さんの方が重症なんだから…私は大丈夫だよ。式神一体に絞ればいける。
パンダ先輩、お願いします」
ﾊﾟﾝﾀﾞ「分かった。パンダーッシュ！」
貴女side
パンダ先輩達を先に行かせた。
ナギとヨルを結晶に戻して朱雀だけを残した。
朱雀も''早く乗れ''と言うように体勢を低くするが、その前に私は悠仁を見た。
貴「…悠仁…」
虎「心配すんなA。俺はもう…負けないから」
そうは言っても相手は特級……人語を操ってるという事は戦いに知識も
東「マイエンジェンル。虎杖は「黒閃」という呪力に用いた戦闘において、極稀に発生する現象を引き起こす最中だ」
黒閃…？
東「奴を信じて、ここはパンダ達と引くんだ」
東堂さんがそこまで、言うなら…
貴「……後で、ね」
虎「ああ！朱雀、頼むぞ」
朱雀《ﾋﾟｨｨｰ》
朱雀は私を背に乗せて上昇しパンダ先輩達を追った。
きっと大丈夫…
悠仁は…あの特級負けたりしない
ちゃんと後で…会える
恵とパンダ先輩に大丈夫って言ってたけど…
私は朱雀の羽毛にしがみつきながらも意識が遠のいてきた。
3体同時召喚…いつかどうにかしないとなぁ…
五「朱雀、戻っていいよ。後は任せろ」
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作者名：黒なっち
| 作成日時：2024年10月25日 23時
