168夜*流れる言葉 ページ39
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伏黒恵side
Aと狗巻先輩と合流し呪霊から距離を取る。
だいぶ呪言を使ったのか狗巻先輩の喉は枯れかけていた。
少しでも、とAは先輩を治癒した。
加「何故高専に呪霊がいる…”帳”も誰のものだ?」
伏「多分その呪霊と組んでる呪詛師のです」
狗「ゲホッ」
加「何か知っているのか?」
伏「以前五条先生を襲った特級呪霊だと思います、風姿も報告と近い」
貴「……あの絵??」
伏「そう。あの絵」
狗「ツナマヨ」
貴「あ、電話?」
伏「そうですね、五条先生に連絡しましょう」
加「ちょっ…と待て、君達は彼が何を言っているのか分かるのか?」
貴「慣れればだいたいわかります」
伏「今そんなことどうでもいいでしょ。相手は領域を使うかもしれません。
距離とって五条先生のところまで後退__」
電話をかけようとしたらスマホを破壊された。
その身のこなしに戦闘態勢になる。
だが呪霊は枝をAに伸ばした
貴「!!」
伏「A!!」
狗「”動くな”」
動きを止めた呪霊に加茂さんは輸血袋を取り出し構える。
加「赤血操術 「苅祓」!!」
血の手裏剣のようなものを作り出し、それが花御に直撃するがダメージがなかった。
すかさず鵺の翼とAの式神「ナギ」の爪が襲いかかる。
俺は影に隠していた呪具を使い攻撃し、Aはヨルの弓を射る。
しかし奴が着ている服こそ切れたものの、肝心の体には傷一つついていない。
貴「やっぱりダメージない…」
伏「チッ(流石に固いな)」
花御【●●●●】
貴「うっ…」
_____【やめなさい。愚かな児等よ】
脳内に語りかけるように女なような声が響く
なんだこれ、音では何言ってんのか分かんねぇのに意味は理解できる。
伏「気持ち悪ィな…!!」
貴「…っ、だから喋らないで…!」
狗「明太子、高菜!」
花御【私はただこの星を守りたいだけだ】
加「呪いの戯言だ、耳を貸すな」
貴「わかってますけど頭に入るんですよ」
伏「低級呪霊のソレとはレベルが違いますよ」
なんなんだよこの呪霊…
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作者名:黒なっち | 作成日時:2024年10月25日 23時