158夜*恐怖の対象 ページ29
・
sideなし
_____伏黒班
真希「
伏「いや、2級ならよほど狡猾でない限り玉犬が気づきます」
玉犬(黒)《ワフッ》
嫌な予感がし、伏黒の顔に影がかかる。
伏「
真希「……あり得るな」
パンダ班_____
釘「何ソレ!意味分かんない!!!」
釘崎は信じられないというように声を荒げる。
虎杖は大事な同級生。
殺しはなしのはずの交流会が何故暗殺になっていると理解できない。
狗「こんぶ」
パンダ「確かにそこまでの敵意は感じなかったが、ありゃ悠仁生存サプライズの前だろ。
楽巌寺学長の指示なら全然あり得る」
釘「他人の指図で人を殺すような腑抜けの集まりなの?京都校は」
パンダ「認識が違うんだよ。
俺たちもさっき分かった。
ありゃ善人、術師には珍しい根明だ。
でもな、二人を知らない奴等からすれば
宿儺の器とその脅威の心臓を持ってる呪い姫なんて恐怖の対象でしかないんだよ。
呪いを祓うのと感覚的にはそう変わらん。ただでさえ術師っつーのはその辺の境界ボケやすいからなぁ」
虎杖が生きてるとわかる前、京都校は必ずAを狙うとわかっていた。
それは釘崎が1番よく知っている。
初めて会った時に真依が銃口をAに向けていた時から警戒していた。
それを知った伏黒もだ。
_____伏黒班
真希「戻るぞ恵」
伏「……すみません」
真希「何謝ってんだバカ。仲間が死んだら交流会も勝ち負けもねーだろ」
伏「虎杖は突然だったとして…やっぱりAは不参加にさせるべきでした」
真希「アイツの事だ。意地でも出る」
伏黒は神奈川の任務でAを指名した時から上層部はAの存在を未だに許していないと予想した。
だから五条が出した課題の呪力がうまく練る訓練を機に不参加できるのでは、と考えたが…
説得してもAは何がなんでも出る気だ。
なら呪言師の狗巻といた方が安全率が高い。
虎杖が合流する前はかなり警戒したが、さらに予想外のことが起きてしまった。
・

138人がお気に入り

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒なっち | 作成日時:2024年10月25日 23時