水をかぶるとうさぎの耳と尻尾が出て、お湯をかぶると元に戻るんです!!２

第五十三話 ページ10

初めて洋くんを怖いと思った

初めて会いたくないと思った

次の日、フードを深く被り登校した

教室に着くと、まだ数人しか来ていなくて

少しホッとしながら席に座った

すると

女｢あなたが早紀ちゃんだよね？｣

そう話し掛けて来た女の子は

あ｢あ...｣

昨日、洋くんとキスをしていた女の子だった

女｢私、井森あかねって言うの!!よろしね♪やっぱり昨日のコト聞いてないみたいだね...｣

あ｢き、昨日のコト...｣

井｢あのね、昨日のは事故だったんだよ？｣

あ｢え...事故って...｣

井｢そう!!私が階段から滑り落ちそうになった所を倉持くんが助けてくれて、腕を引っ張った時に勢いが良すぎて過って口がくっついちゃっただけ!!実は昨日、早紀ちゃんが見てたの知ってた...倉持くんが話すと思ってたんだけどね...｣

あ｢そ、そうだったんだ...｣

井｢だからね、早紀ちゃんが思っているような関係じゃないよ？私、彼氏いるし♪｣

あ｢え!?か、彼氏さんは怒ってないの？｣

井｢ちゃんと話したら怒らなかったよ!!消毒されちゃったし♪｣

あ｢消毒？｣

井｢うん!!やっぱり違う男に触れられたのはムカついたらしくてキスしてくれたってコトだよ!!早紀ちゃんもしてあげたら？♪｣

あ｢え!?わ、私からキスとか無理だから!!///｣

井｢倉持くん喜ぶと思うけど♪｣

あ｢よ、喜ぶかな？///｣

井｢うん!!｣

するとドアのところに

御｢あれ？あそこにいるの誰だ？｣

倉｢昨日、助けた女だ!!｣

川｢何話してるんだろうね？｣

朝練が終わった野球部が登校してきて

ドアのところから会話を盗み聞き

井｢昨日のは私にも責任がある...ごめんね...｣

あ｢じ、事故だったなら仕方ないよ!!｣

井｢早紀ちゃん達には別れてほしくないって思ってるんだよ!!たまに見掛けるコトあるけど、ホントに倉持くん、早紀ちゃんのコト好きなんだなーって分かるもん♪良いカップルだよね!!｣

あ｢え、そうかな？///でも...もう元には戻らないかも...うっ...ひっく...嫌いって言っちゃったし...もう...うぅ...｣

涙が止まらない

井｢大丈夫だよ!!誤解しちゃっただけだもん!!｣

あ｢そ、そうかな？ひっく...怒鳴られちゃったし...｣

井｢大丈夫だよ!!｣

すると

倉｢早紀...ちょっと来い!!｣

ガシッ

あ｢え...洋くん...(ウルウル｣

倉｢迷惑かけたな...｣

井｢気にしないで!!｣

洋くんに手を捕まれ、連れてこられたのは空き教室だった

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