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話題のカフェの店内は、
パステルカラーで埋め尽くされており、
雲や天使の羽、妖精、などが壁に描かれていた。
ウォヌの表情は無に見えるが、
このファンタジーの世界に飲み込まれている様に感じる。
こういうお店は、ジュンくんが好きそうだなぁー、
という事は、このお店を勧めたのはジュンくんだな。
『ウォヌ、ソワソワしてるね。』
ウォヌ『べ、別に。』
『嘘だ、さっきからずっと手を擦ってる、』
ウォヌ『あ、』
ウォヌの癖は手をいじること。
緊張したりすると、あんまり感情を表に出さなくなる彼は、よく手を擦り合わせたりしている。
ウォヌ『お前、俺の癖、すぐ見抜くよな。』
『当たり前じゃん、中学の時からずっと見てるんだから。』
ウォヌ『......さらっと、言うよな、ほんと調子狂う、』
『ん？なんか言った？』
なんでもない、そう呟かれた瞬間に私達のパンケーキは届いた。
『うわぁ、美味しそう、、』
ウォヌ『めっちゃかわいい、』
お互いを見つめた後、写真を撮り始める。
これは、かわいい、しかも絶対美味しいやつだ！
夢中でスマホを構えていると、
ウォヌのスマホが私に向いている事に気がついた。
『撮った？』
ウォヌ『どうでしょう、』
『その顔は、撮ったな。』
ウォヌ『バレた。』
『インスタいき？』
ウォヌ『もう載ってる。』
してやられた。
『もう、撮るなら言ってよ、』
ウォヌ『自然体で撮った方が可愛いじゃん？』
『うっ、』
ウォヌ『ほら、ツーショも撮ろ。』
『ん。』
5枚ほど撮ると彼は満足しながら写真を見返す。
ウォヌ『ホーム画とアイコン、更新しよっかな、』
『じゃあ、写真送って！私もホーム画変たい！』
ウォヌ『ん。』
お互いに撮り合った写真を見ながら、
パンケーキをいただく。
見た目よりずっと甘さ控えめだけど、
ほんのりといちごの酸味を感じるパンケーキに思わず悶絶する。
そうして、
甘い、甘い時間だけが過ぎていった。
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ozu__(プロフ) - 素敵なコメントをありがとうございます。 (2022年3月2日 13時) (
レス) id: bfe25aa6c9 (このIDを非表示/違反報告)
びぃだま - 更新してくださって感動です！！！なんだか文学的と言うか、伏線が散りばめられていて面白いなと思ってたので…これからもお時間のあるときに是非更新してください！ (2022年3月2日 1時) (レス) id: 4179bc5d94 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 好きな作品です！更新楽しみにしていますね！ (2020年10月14日 0時) (レス) id: 6918a06ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ozu__ | 作成日時：2020年4月23日 13時
