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鳩尾に一発蹴りを入れられ、力を入れていたとはいえ流石マフィア。普通の奴らとは威力が違う。
体育祭で緑谷に入れられたパンチより強い蹴りに意識が朦朧としそうになる。
「おいおい、まだへたんなよ？今からだからさ、お姫様が来るのは」
「てめえ、誰の男に手出してんのかわかっててのそれか？」
聴き慣れた声よりワントーン低い声が少し遠くから聞こえた。
「おいおい、随分早くねェか？」
扉の方へ目をやれば白いシャツに黒いジーパンを履き、以前のように返り血を浴びた彼女が凛として立っていた。
「200人ぐらいいたはずだが？」
「ああ … 兄が相手してくれてるよ」
「は？若頭が来てんのか？ … てめぇ、相当愛されてるらしいなあ」
前髪を掴まれて顔を見上げれば、さっきとは一転して余裕のない焦りの表情で覆い尽くされたマフィアのやつがいた。
端正な顔も憤慨と焦燥で歪んでいた。
「まあ、こっちにもいるんだがな」
出てきた数十人の男に顔色も変えず、Aさんは両手で銃を握った。
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わか(プロフ) - みんとさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるように頑張ります！ (2020年3月30日 6時) (
レス) id: c590ef5e52 (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 今回は轟くんなんですね！展開が楽しみです！更新頑張って下さい！！ (2020年3月29日 21時) (レス) id: ecd32e4b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか
| 作成日時：2020年3月29日 14時
